2018年06月21日

54.音程の指導について。

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●「生徒を惹きつけるピアノレッスンとは」

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指導で悩んでいる先生が「この先生なら頼りになる」そんな先生でありたいと思っています。


54.音程の指導について。

きっとここまで読んでお気づきのかもしれませんが、私のレッスンでは音程の指導はしていません。
使っている教則本でも音程の指導は出てきますが、説明もすることなしにスルーしています。

いわゆる順次進行で弾くメロディーに「順番に上がっていくよ。」と上向きの矢印を書き込んだり、和音の指導の際に三度の音程を教えてそこから4度、5度の音程の学びに発展することもありません。

一貫して指導の軸になっているのは、何の音が鳴っているのか分かって弾いていることです。

音程を手掛かりに簡単に弾けたね、では今後につながっていきません。。
時には順次進行メロディーでさえすんなり弾けない生徒もいます。
「順番に上がっているから順番に弾けばいいんだよ。」と声を掛けてしまえば簡単です。
でもたくさんの生徒を教えてきて指と鍵盤を一致させることが上達の道への近道と実感していますので、すんなり弾けない時には音名を手掛かりに回数練習することにしています。

なるべく順次進行の曲に触れさせたい。
そう考えて曲を見始めてみると、導入期の楽譜が大きく音符が少ない楽譜でもそれにそぐわない曲もあります。
例えばドミレファのようなメロディーです。
順次進行の曲を弾きながら指が音の並びを覚えようとしている最中の私の生徒にとってはとっても苦手なメロディーです。

以前何かの記事で初めての階段メロディーとこのドミレファのメロディーが紹介されていました。
記事を読んでみると早速小さな生徒たちに弾かせてみたいと思わせる文章です。

実際に小さな生徒に音程の説明(階段になってるよ)を入れながら指導すれば上手に弾けるでしょう。
でもその先の指導を考えるとそれではつながらなくなってしまいます。
つながりがなくても点で教えて上手くいくことはたくさんあります。
点がつながって線になっていくつながりのある指導で上手くいく、これが大切と考えます。

私は一貫して何の音が鳴っているのか分かって弾いている事を大切に指導しています。
1曲1曲が点だとするとそれが線になり指導の軸にそして生徒には弾く力になってくるのです。

中には私とは反対に音程の指導を指導の軸としている先生もいるかもしれません。
その先生には別のつながりのある指導法があるということです。


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2018年06月20日

53.弾きこみたい曲、弾き続けたい曲、体験で弾けばいい曲がある。

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53.弾きこみたい曲、弾き続けたい曲、体験で弾けばいい曲がある。

今回は合格しても弾き続ける曲の選び方について書いてみたいと思います。

ここまでで何の音が鳴っているのか分かって弾いていること、それが指と鍵盤が一致することにつながること、更には指と鍵盤が一致するために鍵盤の並びと同じメロディーが入っている曲を弾くことが生徒にとって今後の土台を作る事を紹介してきました。

曲選びも考え方は同じです。
つまり鍵盤の並びと同じメロディーの曲やTの和音の音から成るメロディーの曲ばかりを選んで弾き続けています。
レッスンでは鍵盤の並びと同じメロディーの曲を指導する時には、それが土台となることを意識し、今後弾き続ける事を意識して指導しています。
それは生徒によって変わります。
すぐに弾けるようになる生徒は、弾きこんで連弾で何度も繰り返すことまでやって弾き続ける曲にしていきます。。
曲を仕上げるのにゆっくりな生徒はレッスンの中でもちろん何度も練習しますが「1回間違えないで弾けたら合格ね。」と花マルをし、あとは弾き続けながら弾きこんでいくと考えます。

最初から良く弾ける生徒もなんとか合格になった生徒も最終的には差がないくらい選んだすべての曲をジャカジャカ弾けるようになります。
全員の生徒が良く弾ける生徒に育つのです。たくさん弾いた指に育つのです。
そして現実を書けば次の教則本に入っても弾き続ける間に生徒によってはどの曲も良く弾けなくなってしまう場合もあります。
その際はあまり気にせずに毎週弾くことが大切とずっと弾き続けるようにしています。
そうするとまた弾けるようになり最後には速いテンポでジャカジャカと弾けるようになるのです。

教則本の中には体験程度に弾いておけば良しとしている曲もあります。
無理にそこまで弾く必要はないと考える曲は、鍵盤の並びを覚えるようなメロディーではない曲です。
そういう曲は必ずほとんどの生徒が合格までに四苦八苦なのです。
最初から四苦八苦になると分かっている曲を上手に弾けるようになるまで弾かせなくちゃと考え指導するのと、これは体験で弾けばいいと考え1回上手に弾ければ合格と指導するのでは教える側の心の持ちようも変わってきます。

そう考えるとそこまで無理して仕上げなくてもよかったかもしれない曲がありませんか。
自分はどのような指導がしたいのか少しずつ見えてきましたか。
時には自分の指導に当てはまらない曲や指導法が出てくるかもしれません。
その場合は体験程度、もしくはやらないという選択もあります。
それも自分の指導の軸なのです。

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2018年06月19日

52. 指が鍵盤を覚えるようなメロディー選び。

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52. 指が鍵盤を覚えるようなメロディー選び。

ここまでで生徒が何の音が鳴っているのかを分かって弾いている事は、指が鍵盤を覚えることにつながる事を紹介しました。

ここではその際にどのようなメロディーを弾けば、指が鍵盤の並びを覚えてくるのか紹介したいと思います。
きっと私が説明しなくてももう分かった先生も多いのではないでしょうか。
そうです。鍵盤の並びと同じメロディーの曲を多く弾かせれば自然と指が鍵盤の並びを覚えてくるのです。

鍵盤の並びと同じメロディーとは例えばCポジションの曲でしたら音の並びそのものであるドレミファソというメロディーが入っている曲が指が鍵盤の並びを覚えるのにふさわしい曲となります。ドレミファソソファミレドとあればもっといいですね。
GポジションもFポジションも同様です。
「1の指がド」だけで終わりにならない、「1の指がソ」「1の指がファ」ここまでになってほしいと考えるならGポジションFポジションの曲選びは本当に慎重にならなくてはいけません。

そしてドレミファソソファミレドのメロディーを発展させるなら次は1つ抜かしドミソソミドのメロディーがお勧めです。
Cポジションの1の和音に発展することが出来ます。
実は発展はここまでで十分です。
そう言いきってもいいくらいです。
かつて私がそう言い切ることで指導がずいぶん楽になった先生方がたくさんいました。
ドレミファソソファミレド、ドミソソミドでしっかりと指が鍵盤の並びを覚え土台を築きましょう。

今お使いの教則本はいかがでしょうか。
指が鍵盤の並びを覚えるのに適している曲がたくさんあるでしょうか。
導入期の楽譜において、大きくて見やすい、音符が少ない、リズムが単純と難しい楽譜の拡大版でしかないようでは導入期の大切な学びが出来ません。
指が鍵盤の並びを覚えるようなメロディーを導入期で取り入れる事はとても大切だと実感しています。

導入期の楽譜のメロディー選びについて考える機会になればと思います。


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2018年06月18日

51. 複数のポジションをレッスンの中で弾くことが大切。

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51. 複数のポジションをレッスンの中で弾くことが大切。

長く指導をして大切だと実感している事は複数のポジションをレッスンの中で弾くことです。
私のレッスンで複数のポジションといえばC、G、Fポジションの事です。
合格しても弾き続けることで複数のポジションをレッスンの中で弾いていくことが可能になります。
新しい曲でチャレンジしていく訳ではなく、余裕を持って弾ける曲を選んで弾き続けることが大切です。

「私は先生のおっしゃっていたC、G、Fポジションをレッスンで弾かせています。その指導も定着してきました。私はポジションごとに弾かせているのですが、もしかしたら先生は出てくる順番で弾かせてるのかもとふとレッスンをしていて思い始めました。」

この質問私と同じ2冊目の教則本(プレリーディングの教則本)を使って実践してくださっている先生から頂いたものです。
その通りです。私は出てくる順番で弾かせています。

この教則本はポジションごとに曲が出てくるのではなく、少しランダムにポジションが出てきます。
生徒は曲名の下に書いてあるポジションを見て「この曲はCポジション」「次の曲はGポジション」と弾く場所を次々に変えながら弾いていきます。
そして同じシリーズの併用曲を混ぜながら弾いているので、2冊の本(曲数にして20曲以上)を曲ごとにポジションを変えながら弾いています。

何が力になっているのかというと前々から紹介しているように、私のレッスンでは何の音が鳴っているのか分かって弾いていることを大切にした指導なので
ポジションを次々変わる事で、音名もCポジションの中の音名、Gポジションの中の音名と変わってきます。
生徒はその音名を聴きながら時には一緒に言いながら弾いていくので自然と指と鍵盤が一致してくるのです。
指が鍵盤を知るレッスンです。

例えばCポジションの曲の後にGポジションの曲を弾くことは、ドレミファソのメロディーを言いながら弾いた後ソラシドレのメロディーを言う。
即ちドレミファソの先にはソラシドレと鍵盤が続いているとだんだん指が分かってくるのです。
このようにランダムにそして音名を言いながら弾くことを繰り返す事で難しい指導をすることなく指が鍵盤を覚えてくるのです。

この時に弾き続ける作業は私との連弾で弾き続けているので生徒にとって本当に楽しく、まさかこのような事を身につかせるために先生が音名を言いながら連弾しているとは知る由もないのです。

ただ隣で音名を言ってあげるだけでこんなにも奥の深い指導になります。
是非レッスンで取り入れてみて下さい。


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2018年06月17日

50. C、G、Fポジションをまんべんなく弾けるようにする。

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50. C、G、Fポジションをまんべんなく弾けるようにする。

私のレッスンでは、2冊目の教則本(プレリーディングの教則本)でC、G、Fポジションをまんべんなく弾けるように指導しています。
前々回からのテーマで紹介している通り何の音が鳴っているのか分かって弾いている事。
これを大切にC、G、Fポジションを指導しています。

Cポジションを弾いている時もGポジション、Fポジションを弾いている時も私はいつも隣で音名を言っています。
隣で音名を言う事を続けていくと「1の指はド」だけの認識ではなく「1の指はソ」「1の指はファ」となってきます。
更にはCポジションのように「2の指はレ」「3の指はミ」・・・ほどではありませんが、Gポジションの時には1の指がソを弾けばその先はラシドレと続いている、
Fポジションで1の指がファを弾けばその先はソラシドと続いていると頭ではなく指そのものが分かってくるようです。
このように指が鍵盤を覚えてくるとCポジションのどの曲も、GポジションFポジションのどの曲もまんべんなく弾けるようになってきます。

どの生徒もまんべんなく弾けるようになってきます。
私の教室には支援級に通っている生徒もいます。
その生徒たちももちろんまんべんなく弾けるようになってくるのです。

このようにどの生徒も育ってくると指導に自信が持てるようになってきます。
またどの生徒もここまで習得出来る事が分かれば2冊目の教則本も教えがいがあると思いませんか。


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2018年06月16日

49. 「1の指がド」となってしまうことは良いと考えるレッスン

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49. 「1の指がド」となってしまうことは良いと考えるレッスン

これまでの先生たちとのやりとりから「1の指がド」とならないように、「1の指がド」となってしまうことはダメなこと。
そう考えている先生もいる事が分かってきました。

いいのか悪いのか自分ではっきりした答えは出せないのだけど、「1の指がド」となってしまえばそこから抜け出すのは大変だからダメなんだろうなと思っている先生が大半のようです。

前回テーマに挙げた「大切なのは今弾いている音が何の音なのか分かっている事」の中で指が鍵盤を覚えてくることを紹介しました。
「1の指がド」はまさに指が鍵盤を覚えていることなのです。
私のレッスンでは1の指がドだけに留まらず、2の指がレ、3の指がミ・・・と生徒は身についているようです。
鍵盤の名前を言っていくフラッシュカードをしている時に、たまにミの鍵盤を「さん!」と言ってしまう生徒がいて二人で笑ってしまいます。
それだけミの鍵盤をいつも3の指で弾いているということです。

生徒が曲を弾く際には必ず隣で音名を言うようにしているのは前回のテーマで紹介しました。
Cポジションの曲が続き、1の指が鍵盤を弾くたびに私が「ド」と言えばおのずと「1の指はド」と身についてしまいます。
それが弾く際の安心につながりCポジションを自分のものにしていく土台を築いていると思うのです。

そこまでになれば自然と新しいポジションを教える意欲も学ぶ意欲も芽生えてきます。
私のレッスンで次に学ぶのはGポジション(ソラシドレの鍵盤を弾く曲)です。
その際に「今度は1の指はソなんだね。」と二人で確認すればいいこと。
そしてCポジション同様に指が鍵盤を覚え自分のものになるまで弾けばいいことなのです。

「1の指がド」となってしまっている生徒に対してCポジションの音の並びを指が分かるスタートラインに立っていると考えてはいかがでしょうか。
「1の指がド」だけで留まらずに2の指はレ、3の指はミ・・・となるような指導をしてみてはいかがでしょう。

はじめに紹介したダメなんだろうなと思っている大半の先生が私とのやり取りの中で「ダメなんだろうと思っていたけど、それでいいんだと分かってきました。」
そう気づく先生が大半です。

いつも弾いている音が何の音だか分かっていてほしい。
このように願う指導なら「1の指がド」となってしまうことは当たり前のことなのです。


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2018年06月15日

48. 大切なのは今弾いている音が何の音なのか分かっている事。

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48. 大切なのは今弾いている音が何の音なのか分かっている事。

弾いている音が何の音なのか分かっている。
例えばドの鍵盤を弾いて今鳴っている音はドと分かっている。

当たり前のようですが、そうではないようです。
当たり前だよねとスルーしてしまってはいませんか。

五線の楽譜の音名を読んで音を出す、そして何の音が鳴っているのか分かって弾いている。
ここまで行う指導がとても大切です。

何も後ろを向いて「さあ、鳴っている音を当ててごらん。」と意気込んで取り入れる指導ではありません。
それでは絶対音感の指導を取り入れなくてはと肩に力を入れる指導でもありません。

レッスンで弾いている曲を何の音が鳴っているのか分かって弾こうね。という身近なことなのです。
分かって弾こうねというより知りながら弾こうねという程度の事です。

生徒が自分が弾いている音が何の音なのか知りながら弾くために私がレッスンで実践している事は、私が隣でメロディーを音名で歌ってあげることです。
曲を弾くたびに隣で音名を言うようにしています。
新しい曲を弾く時に生徒は最初に声に出して譜読みをします。
そして弾く際に隣で音名を言ってあげるのです。

弾いている音が何の音か分かっていることは指が鍵盤の並びを知ることにもつながります。
指が鍵盤を知るという事。

1つのポジションを例に挙げてみましょう。
例えばCポジション(ドレミファソの場所に準備をして弾く曲)の曲を10曲進めていくとします。
弾く度に隣で音名を言ってあげることで指が鍵盤を覚えてくるのです。
私の生徒たちはミから始めるメロディーの時に3の指でミの鍵盤を弾きに行きます。
曲の途中でレから始まるメロディーの時には2の指でレの鍵盤を弾きに行くのです。
「すごいぞ。」と感心するばかりなのです。
これは2冊目の生徒たちです。

この指導を取り入れるのなら、大切なことはやみくもにポジションを変えないことです。
弾くポジションを数曲ごとに変えてしまうと音名を言う事がかえって混乱につながります。
しばらく同じポジションでじっくりと実践してみて下さい。


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2018年06月14日

47. 今のレッスンでどのように左手にメロディーを弾かせる機会を与えるか

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47. 今のレッスンでどのように左手にメロディーを弾かせる機会を与えるか

前のテーマでは右手のメロディーを左手でも弾いている生徒の様子を紹介しました。
それでは実際に先生方がその方法をレッスンでどのように取り入れたらいいのでしょうか。
まずは新しい教則本を用意せずに今出来る方法で試しにやってみましょう。
その手ごたえを感じたら自分のレッスンで出来る方法考え、長く続けるための指導案を練ってみるのがいいでしょう。

私が実践しているのが右手のメロディーを左手でも弾かせるということです。
プレリーディング楽譜でしたら、この場所で弾きましょうと特に指示はありませんから今左手が乗っている場所で右手のメロディーを弾きます。
五線の楽譜だと弾く場所が決まっています。
ですがそこは気にせずに五線に書いてある右手のメロディーを音の高さは無視して左手が今乗っている場所で弾かせています。
例えば4冊目の教則本でCポジションの曲を数曲弾きます。
この時に併用曲としてプリントの楽譜を使っているのですが、その楽譜の左手は1の和音と属七の和音から成っています。
この時に左手でメロディーを弾く良い機会と考えて、そのプリントの楽譜5曲程度を合格しても弾き続け、レッスンの度にまずは楽譜通りに次は和音を弾いていた場所で左手でメロディーを弾くというのを数か月間行っています。

ここでどんな指導を行いたいのかというと、左手でもメロディーを弾かせ左手も指と鍵盤が一致するようにそしてメロディーが弾ける指に育ってほしいという指導です。
ですので難しい事を考えずに音の高さはあえて無視して、生徒がなるべく楽に取り組めるようにしています。

「ああ、それなら私の持っている楽譜でも出来る。」そう思う先生も多いと思います。
早速楽譜を見て弾きやすいメロディーを探してみて下さい。
いまから初めてレッスンに取り入れてみるのでしたらやさしい楽譜で「左手でメロディーを弾くことはとっても良い事なんだって。」と取り組ませるのもいいと思います。
無理なくレッスンで長く取り入れる方法は同じポジションの曲でしばらく続けてみることです。

私のレッスンでは、導入期では左手にもメロディーがある曲を進んで弾かせ、五線に入り和音の曲が多くなっても工夫して左手でもメロディーを弾くように心掛けています。
先生の左手もメロディーを弾かせ指を育てたいという気持ちと工夫でレッスンもより充実してくるのではないでしょうか。
是非取り入れてみて下さいね。

余談ですが以前にピアノと並行してスポーツをやっている生徒のお母さんがピアノを続けさせたい目的として、右手も左手も同じように使うピアノの良さを挙げていました。
左手もメロディーを弾かせる機会を多くすることで、まさにそのお母さんが理想としているレッスンが出来ているのだと思ったことがあります。


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2018年06月13日

46. 名残惜しいまで弾く1冊目と2冊目の教則本

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46. 名残惜しいまで弾く1冊目と2冊目の教則本

本当に長い間弾き続けている1冊目と2冊目の教則本。
1冊目は3冊目が終わるまで、2冊目の教則本は4冊目の教則本が終わるまでずっと弾き続けています。

つながりのあるレッスンをするために弾き続けています。
弾き続けているとつながり以外に思っていなかった嬉しい力もついてきます。
詳しくは「右手でも左手でも自由自在に弾くことが出来る。」というテーマで紹介しています。

1冊目の教則本はプレリーディングの教則本で真ん中Cポジションの教則本。。
2冊目の教則本もプレリーディングの教則本で真ん中Cポジション、Cポジション、Gポジション、Fポジションから成る教則本です。
1冊目2冊目の教則本では各ポジションにおいて指と鍵盤が一致するように指導しています。
指が鍵盤を知る指導です。
そして各ポジションにおいてそれが身に付くと3冊目以降の教則本が大変スムーズなのです。

3冊目の教則本は五線の楽譜になります。3冊目から五線の楽譜がスタートします。
私の教則本の進め方では3冊目は真ん中Cポジションの五線の曲、4冊目はCポジション、Gポジション、Fポジションの五線の曲です。
「音名が書き込んである楽譜をスラスラ弾く生徒への次の指導」でも紹介した通り、五線の楽譜で音名が書いてある曲を有効に使い、あらためて各ポジション指と鍵盤が一致していることを確認し五線の曲に入るようにしています。
この時にほとんどの生徒がだいたいスムーズに弾けます。
それはずっと1冊目2冊目の教則本を弾き続けているため常に各ポジションとも指と鍵盤が一致している状態を保っているからです。

そして生徒が音名の書き込んである五線の曲を大体弾けている様子から指と鍵盤が一致していることを確認し、五線が読めれば弾けるね、とここでの指導が決まってきます。
レッスンの度に譜読みをし声に出して読ませよう。じっくりゆっくりと取り組ませよう。と指導が決まってくるのです。

5冊目の教則本はこれまで使っていたページをめくる度に挿絵が最初に目に入ってくるようなものではなく、挿絵のないとてもシンプルな教則本です。
私はそれを大人の本と呼び生徒を嬉しくさせているのですが、その反面2冊目の教則本を弾くのは今日で終わりかと思うととても名残惜しい気持ちになるのです。

いつもゼロのスタートにならないようにつながりを考えて今後使う教則本を確認してみましょう。
そして今日のレッスンから弾き続ける曲を決めてみてはいかがでしょうか。


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2018年06月12日

45. 右手でも左手でも自由自在に弾くことが出来る。

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45. 右手でも左手でも自由自在に弾くことが出来る。

私のレッスンでは左手も右手同様にメロディーを弾く事を心掛けてレッスンしています。
その心掛けは導入期のレッスンが始まった頃から始まります。

タイトルの右手でも左手でも自由自在に弾くことが出来るのは2冊目の教則本を弾き続けている生徒たちです。
私が2冊目で使っている教則本(プレリーディングの教則本)は真ん中Cポジション、Cポジション、Gポジション、Fポジションの曲があります。
もちろん左手が和音の曲もありますが、左手がメロディーの曲もたくさんあります。
右手がメロディーを弾いた後、今度は左手がメロディーを弾く。
このような曲がたくさんあります。

そして合格しても弾き続けるレッスンをしています。
連弾で次々に曲を弾いていく生徒たち。
小学校1年生2年生3年生の生徒たちです。
慣れてくると面白がって右手のメロディーを左手で、左手のメロディーを右手で弾いてその顔は得意げです。
1曲出来ると次の曲も挑戦という気持ちが湧いてくるようです。
出来た後、得意げに私の顔やお母さんの顔を見るのです。

私もそういうことはどんどんやってと「すごいねー。」と褒めています。
褒めているというより感激しています。


弾き続けているうちに力が付いてくるのです。
どんな力かというと指と鍵盤が左手も一致し右手のメロディーを左手でも弾けるという力です。
書いてある音名だけを手掛かりに弾いている生徒たちにとって、左手の指と鍵盤が一致していなければそこまで出来ないのです。
私はそこまで出来る力が付くようにレッスンの度に弾き続けながら待っているのです。
指が鍵盤を知り始めるレッスンです。

ここまで出来る1、2、3年生です。
左手を和音や単音で終わらせてしまうのはもったいないと思いませんか。
是非取り入れてみて下さい。


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