2015年09月03日

教則本の進むペース

私が最初の教則本として1冊目に使っているのが、バスティンパーティーAとパ
フォーマンスAと調音楽典パーティーAです。

最初は黒い鍵盤をグーで弾く曲から始まりプレリーディングの楽譜へ移っていき
ます。指番号を手掛かりに弾いていくプレリーディングの楽譜です。
真ん中Cポジションの曲を指番号で弾けるまでにする楽譜です。

私はこの教則本をもう十数年使っていますが、進みやすいちょうど良い年齢は年
長さんから1年生だと実感しています。
年長さんから1年生はだいたい8か月から1年かけて終えるペースです。
指導歴が長くなってもこのペースは変わっていません。

指導歴が長くなって早く進むようになった教則本もあります。
それは4冊目に使っているパーティーCとパフォーマンスCです。
使い始めた時よりもずいぶん早いペースで終えるようになりました。
理由は指導目的がかわったからです。
「これが出来れば合格」のこれが変わったからです。

パーティーAパフォーマンスAはとても取り組みやすい教則本です。
次々に進めていくことも出来るでしょう。
でもそれは先生次第。
例えば初見は家でさせてしまう。レッスンで弾いて連弾して合格。そして次の曲
を宿題に。とても単純な作業です。
例えば初見は必ず先生が見守りながらレッスンで生徒の初見の様子を観察する。
指の動く様子はどうかな。少しイスを下げて生徒のななめ後ろから生徒の様子を
うかがうって目線はどのように動いているかな。このような中身の濃い初見の方
法もあります。
こうなってくると毎週一緒に初見をする必要を感じるようになりますし、初見の
様子を見てみたいとなってきます。
そうすると自然とペース(教則本の進み)も落ち着いてくる訳です。

そして合格しても弾きつづけるレッスンです。
ブログを読んで下さった先生で「弾きつづけること始めました。」「実践してい
ます」「効果を実感しています。」と報告して下さる先生もいて本当に嬉しいで
す。

2冊目の教則本はパーティーBパフォーマンスBを使っています。
でもAが終わったらすぐにBではなくて、更にAを使い込んで、そしてBの前に
歌とピアノの絵本両手の最初の6曲を弾いています。
そのことによってBがとても弾きやすくなります。
これは難しいBを難しいと感じさせないとっておきの方法です。
ただ弾いている訳ではないのです。ちょっとした工夫を加えています。
以前に導入期の楽譜について学んでいる先生にその方法を話したところ「私には
その方法が抜けてたんですね。早速試してみます。」とおっしゃっていました。
この方法はバスティンだからという方法ではありません。
導入期の指導で取り入れるのがお勧めな方法です。
*詳しくは郵送の勉強会「変わった楽譜の勉強会」で紹介しています。


パーティーBパフォーマンスBもどんどん進めて最後の曲までまっしぐらと進め
ている訳ではありません。
これからの教則本につながっていく大切な教則本と位置付けて指導しています。
(音程の指導や移調奏はしていませんが)
だいたい小学校3年生になるまで、例えば2年生が1年かけて終わるくらいのペース
で進めるのが私の理想です。

これが生徒と私の等身大のレッスンです。
指導歴が長かったり、指導法に悩んでいる先生と勉強会などしていますが、だか
らいってどの生徒もどんどん伸びる、見る見るうちに上達する指導ではありません。
生徒の目線に腰をかがめて合わせるような等身大のレッスンをいつも心がけています。
そして同じように指導してみたいと思っている先生の力になれたらと思っています。


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