2013年05月13日

生徒を惹きつける私のお気に入りの声かけ その3


「すごい!2段目、1回しか下向かなかったね。」

私は生徒にこの声かけをしたくて、いつも斜め後ろから注意深く生徒の目線を観
察しています。

この声かけは1冊目のバスティンピアノパーティーAや2冊目のパーティーBの
生徒にも頻繁にする声かけ。
むしろこの時期だから必要な声かけかもしれません。

私に「すごい!2段目、1回しか下向かなかったね。」言われた生徒はとっても
嬉しそうにして、次に弾く時には今度は頑張って1回も下を向かないで弾こうと
頑張ってくれるのです。
1段目から下を向かないで楽譜を見ながら頑張ってくれる生徒もいます。
そんな生徒たちに対して、「すごい!今度は1回も下見ないで弾けてたね。」と
声をかけると生徒たちはますますニッコリとなる訳です。

「1回、下向いちゃったね。今度は鍵盤を見ないで弾けるかな。」この声かけよ
りも「すごい!2段目、1回しか下向かなかったね。」の声かけの方が、次はも
っと頑張っちゃうから先生見ててね。って思うようです。

生徒が楽譜を見ながら弾いているのを見る度にする声かけ。
1冊目の生徒だって8冊目の生徒だって、初めて弾く曲はいつでも必死。
そんな生徒たちにこの言葉はマンネリの言葉ではなく、いつでも先生は私の事を
よく見てくれている。そう感じる言葉のよう。

よかったらレッスンで試してみて下さい。


2013年05月10日

生徒を弾きつける私のお気に入りの声かけ。その2


「先生、黙って聞いているからまずは一人で弾いてごらん。」

新しい曲を弾き始める生徒によくする声かけです。
この声かけはパーティーA、パーティーBを弾いている生徒によくする声かけ。

先生がお手本で弾かない代わりに、最初は生徒とよく楽譜を観察。
「弾き始めはどこかな。楽譜の青の三角は鍵盤だったらどこかな。」
「右手で弾く部分はどこかな。左手は?」
「何ポジションで弾くのかな。」
このように確認してから。

弾き始めやポジションの場所が分かって、弾くよって姿勢になったら

「先生、黙って聞いているからまずは一人で弾いてごらん。」です。

先生によっては、新しい曲は最初に家で練習してきてね。って先生もいるかもし
れません。弾き始める前はもっと丁寧な段階を踏んで、例えばリズム練習を最初
にしてから、まずは指番号通りに指が動くようになってから・・・って先生もい
るかもしれません。
または初めての曲をどのように弾かせたらいいのか、どんな声かけで弾かせたら
いいのか試行錯誤の先生もいるかもしれません。


「先生、黙って聞いているからまずは一人で弾いてごらん。」の声かけは、
生徒にとってどうやら『先生は私が最初から一人で弾けると思って信頼して言って
くれているんだ』って感じる声かけのようなのです。


メールのやりとりをしている先生方から、このような場合の指導の声かけの仕方
を尋ねたれたり、これまで自分が導いてきた声かけに生徒の反応がいまいちなの
ですが・・・など具体的な実践的な質問を頂くことが増えてきました。

そんな質問に「わたしのレッスンではどうだっただろう。」と振り返り「そうか
、あの声かけが生徒の気持ちを良くしてたのかもしれないな。」と私が改めて発
見する機会になっています。


最初から一人で弾く生徒。
最初に一人で弾いてしまえば、多少つっかえていても生徒の気持ちは満足。
そして次は「何回練習しておこうか」の声かけです。
パーティーA、Bの生徒はシールを使ってたくさん練習です。



2013年05月06日

生徒を惹きつける私のお気に入りの声かけ。その1

今日の新しい曲の練習が終わり2曲目に入りたい時に
「どうする?次の曲も弾いておく?」
私が生徒によくする声かけです。
「うん。次もやってみたい。」そうい言う生徒もいれば、
「いい。来週にする。」って生徒もいます。

2曲目がすぐに弾けそうな曲なら
「1回弾いてみて決めるのがいいんじゃない。」
私がこう提案すると、ほとんどの生徒が
「うん。そうする。」と
2曲目に挑戦してくれます。
「どうだった、この曲も練習しちゃう?」
以外に弾けちゃった。かんたん!と思うみたいで
「うん。」となる場合が多いのです。


2曲目が少し難しい曲なら
「いい。来週にする。」
そうだね。来週にしよう。そしたら次は机でね。」と
机での手作りのプリントやカードの作業に移ります。

例えば先週の宿題が難しくて(もしくは家でやってこなくて)
先週の宿題の曲を練習して合格にするのが精いっぱいの生徒もいます。
次の新しい曲を「いい。やらない。」ってことも。
そんな時はその気持ちに答えて「じゃあ、新しい曲はいいっか。」ってことも。


こんな風に生徒の気持ちを聞き、意見に従うことで、先生と生徒のつながりが
ぐっと近くなるように感じます。

先生として次の曲に進まないことは勇気がいることだけど、その分生徒との信頼
関係を得られるような気がするのです。


「いい。来週にする。」って生徒は1曲目を頑張って譜読みして頑張って練習し
たからもう今日はこれで精いっぱい。って気持ちなのだと思います。
だから次のレッスンになれば2曲目が1曲目となり練習してくれますし、面白い
ことに「いい。来週にする。」を覚えていたりするのです。
「先生、今日は弾いてみる。」こんな風に言ってくれる生徒もいます。

生徒の気持ちを尊重するとその先に色々な(予想とは違った)やりとりが生まれ
たりするのです。


もし、「次はやりたくない。」そんなことばかり言う生徒がいたら・・・・
私だったら「レッスンはピアノをたくさん弾くところでーす(*^-^*)」と返して
「さあ、弾くよ。」と持っていくでしょう。

「さあ、弾くよ。」と弾きやすい曲、すぐに弾ける曲を選んで弾かせると思いま
す。それが出来るように、生徒にとって弾きやすい曲、すぐに弾ける曲、何度も
弾きたいと思わせる曲を知っている事は大切。
私はどの生徒も同じ教則本を使って進んでいます。
同じ教則本を使ってみてわかる事は、生徒にとって何度も弾きたい曲、間違えや
すい曲は、ほとんどの生徒が同じってこと。
これを知っている事は先生にとって大事だなって感じています。