2008年09月21日

ポジションで進んでいくバスティンの使い易さ。つづき。

前回のつづき。日々レッスンで使っているバスティンの教則本、今回は1冊目か
ら4冊目まで、ポジションの曲でピアノが弾けるようになっていく、そのやり方
について感じる事を書いてみます。


プレリーディングの真ん中Cポジションから始まって、Cポジ・Gポジ・Fポジ
の曲を弾き、5線の楽譜に入ってからは、今度は5線でCポジ・Gポジ・Fポジ
の曲を弾く。更にちょっとレベルアップしてまたCポジ・Gポジ・Fポジの曲を
弾く。そうしてポジション移動の曲へ・・・。


主に3つのポジション(Cポジ・Gポジ・Fポジ)を弾きながら、少しづつ上達
していくといった感じでしょうか。


プレリーディングの教則本・パーティーAとBに関しては、本当に言う事なしの
使い易い本です。私のレッスンではどの生徒も見事に弾きこなしています。


次に進む5線になると、5線を読む事にどの生徒も苦労します。
あんなに弾けていたのに、
「どうして、こんなにたどたどしく、なってしまうの?」って思う事度々。
5線を読んでから曲を弾くということが、結構大変なのです。

苦労する5線の読譜の前に、プレリーディングの本で、楽しくスラスラいっぱい
曲を弾きこなす。これってすごくいい事だなって思います。

5線の本に入ると、手軽に楽しくスラスラいっぱい弾くが、どの生徒も出来るわ
けではない。習い始めて、最初から5線の読譜で苦労するのは生徒がかわいそう

そんな意味でも、プレリーディングの教則本を使うこと、すごくお勧めします。



そんなプレリーディングの本を弾きこなした生徒たち、今度は5線で同じポジシ
ョンを。それが出来たら少し難しい曲で同じポジションを。と先生にとっては、
同じポジションを繰り返しやることで、復習しながら新しいことを学べるこの
やり方、無理がなくシンプルでやり易そう。


ところが実際に生徒たちとやってみると、そう簡単には上手くいかない。
 
ポジションを忘れてしまう。(得にGポジ・Fポジ)
新しいポジションに入ると5線の音符の場所も変わるので、
また読むのに四苦八苦。
読むのが大変なのに曲まで少し難しくなっている事が多い。
ようやく慣れたと思ったら新しいポジションに入る。

これが実際のレッスンの場での感想です。

そして更に欲を言えば、「もっとクラシックな要素の曲も弾きたい」ってのも
あります。


でも、だからといって、他の教則本にするつもりはありません。

3つのポジションで学んでいくやり方、復習しながら新しいことを学んでいくや
り方、無駄がなくシンプル。

とってもいい事は分かっているのです。

例えば、この進め方に疑問をもって、全く違う曲(ポジションで弾ける曲ではな
くて、ド〜ラまで出てきて手を広げなければ弾けない曲など)を生徒に与えても
それはそれでやっぱり出来ないのです。

出来ない生徒が戻る場所。やっぱり手をその場所に置いて安心して弾けるポジシ
ョンの曲だと思うのです。

なので、私はバスティンのこのやり方を守りながら、生徒がつまづきそうになっ
た時は、同じポジションでやり易い曲を何曲か見つけてきて挿入することにしま
した。

例えば、今弾いている曲がマルになって「さあ!次はどんな曲かな?」って次の
ページをめくった時「うぁ!難しそう」って思う事よくありませんか。挿入する
のはそんな時です。

次回 やり易い曲を見つけて難しい曲を乗り切る方法 について書きます。

生徒が少しがんばれば出来そうな曲を見つける。
生徒が積極的に難しい曲に挑戦してレパートリーを広げるきっかけを作る。
に続きます。
posted by aorui at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | バスティン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

ポジションで進んでいくバスティンの使い易さ

今日はポジションで進んでいくバスティンの教則本4冊を取り上げて
どのようなに進んでいくのか書いてみようと思います。

例えば、今、ピアノパーティーAをやっているのだけど、「この先どんな風に進
むのだろう」って先行きが不安な先生がいるかもしれません。

「こんな風に進んでいくよ」って事が少しでも分かると安心ですよね。
先生に安心が生まれるとレッスンに余裕が出てきます。更に楽しいレッスンにつ
ながるといいなって思います。

今回、4冊を一度に取り上げるので、ざっくりな説明になってしまうのですが、
その点、よろしくお願いいたします。


*プレリーディングの教則本でポジションを弾く*

バスティンピアノパーティーAは、指番号を見て真ん中Cポジションを弾きます


2冊目のパーティーBは4つのポジションが出てきます。

指番号で弾けるようになってから、音名を言いながら弾く真ん中Cポジション。
同じく指番号と音名のCポジション。
音名だけになるGポジション。
音名だけになるFポジション。

ここで、各ポジションを弾きこなして(レパートリーにする)おくと、この先
すごくやり易いです。
詳しいやり方は以前のブログで書きました。よかったらご覧下さい。

2008-07-15 ポジションの曲について最近思う事・小さい子編
2008-07-20 それぞれのポジション(CポジGポジFポジ)を弾きこなそう。
2008-08-19 移調奏やらなくってもパーティーBで楽しいレッスン。
2008-08-29 レパートリーを増やしてレッスンを充実させる方法。




*5線の教則本でポジションを弾く*

♪パーティーC/5線の全部の音が出てくる♪

パーティーCは初めての5線の教則本です。

バスティンの本では初めのページから教えると、ヘ音記号の一番下のソの音から
始まるGポジションから教える事になるんです。

今まで、繰り返し繰り返し、真ん中Cポジション・Cポジションを教えていた私
にとって、その関連性のなさにちょっと疑問もあって、私のレッスンでは、本の
途中に出てくる、真ん中Cポジションから教えています。

ヘ音記号の下のGポジションから教えるということ・・・5線の一番下の線の音
から上がりながら、音名を覚えていくやり方のようです。

私はそうではなく、真ん中Cポジションで、真ん中のドから上にドレミファソ、
下にドシラソファと音名を覚えていくやり方でやっています。

生徒は、繰り返し繰り返し、弾いているポジションなので、5線が読めれば
指がついていきます。導入でやるには一番やり易いのではないでしょうか。

写真載せています。
2008-06-08 バスティンピアノパーティーCの前に・・・
2008-08-22 私の夏休みの宿題(大譜表の写真)


ポジションの進み方です。

真ん中Cポジション
Cポジション
ヘ音記号・低いソから始まるGポジション
ヘ音記号・低いファから始まるFポジション
ト音記号・高いドから始まるCポジション

以上のようにポジションを弾くと、大譜表のすべての音が出てくるのです。
パーティーCをやりながら「大譜表の音みんな覚えようね。」といった感じです。



♪ピアノレベル1♪

Cポジション
ヘ音記号高いファから始まるFポジション
ヘ音高いソから始まるGポジション・ヘ音低いソから始まるGポジション

この3つのポジションは、左手が和音( I と属7)だったり、左手もメロディー
だったり、更には強弱やテンポなども出てきます。

パーティーCで曲を弾きながら5線を覚えて、ピアノレベル1で弾きこなすとい
った感じでしょうか。


そして以上の事が終わるといよいよポジション移動の曲に入るのです。
ポジション移動の曲とは、1つの曲に3つのポジション(CポジGポジFポジ)が
入っている曲のことです。

私としては、いよいよここまで来たのね。って感無量になるわけです。


このようにポジションの曲を弾きながら、ピアノの様々な場所を弾いたり、
大譜表の全ての音を覚えたり、更には強弱・テンポ・臨時記号・調号・拍子など
学んでいくのです。


本当にざっくりな説明になってしまいました。
今回は4冊の学ぶポジションの進み方を書いただけになってしまいました。
使い易さまで書けなかったような・・・。
次回、つづき書きます。

更に
生徒が少しがんばれば出来そうな曲を見つける。
生徒が積極的に難しい曲に挑戦してレパートリーを広げるきっかけを作る。
に続きます。
posted by aorui at 05:29| Comment(0) | TrackBack(0) | バスティン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

それでも使い易いバスティン!

今回のブログでは「こんなにバスティンって使い易い!」って事を
書いてみたいと思います。

でも私は東音企画の関係者でもなくバスティンのまわし者でもありません(笑)
ただバスティンが使い易くて使っている、のどかな田舎町のピアノ教師です。


私のバスティンの使い方はこれまで書いた通り、ちょっと変わっています。

パーティーBで移調奏をやらなかったり、
パーティーDは使わなかったり、

おまけに、そんなに共通性のない別の教則本を、バスティンの本と本の間に挟ん
だりもしています。


でも別の教則本だけで、レッスンを段階良く進んでいくのは、
私には無理なようです。
バスティンで基礎を教え、更に他の教則本で楽しくさせる。といった所でしょうか。


バスティンの教則本はとてもシンプルで余計な事が書いていないのがいいんです
例えば、休符なんか3冊目のパーティーCまで出て来ない。

4分の4拍子なら、2分音符のあとは2分休符ですよね。
でも2分音符のあとは空白なんです。

そういう所がとてもいい。
何人も教えてくると、そういう先生の心理、生徒の心理をよく考えているんだな
とよく分かってくる。

先生って楽譜に書いてあること、一通り教えなくちゃっておもいませんか。
休符があれば、手を上げさせなくちゃ。とか。
強弱があれば、大きく弾いたり、やさしく弾いたりしなくちゃ。とか。
生徒が、出来る余裕があるかないかに関係なく、とりあえず書いてあることは
説明しなくちゃかな。って。


逆に、書いてなければ、教えなくてもいいかな。って考える。

バスティンのシンプルな楽譜で教えると、本当にやらなくちゃいけない事だけを
やっている事になる。



生徒だって
「先生、これ初めて左手和音で両手で弾く曲でしょ。それだけで精一杯なのに、
左手の休符や強弱なんて次々に言わないで無理だよー。」って感じだと思う。

先生が
「初めての両手の曲だから、右手と左手一緒に弾く所、弾けるようにしようね。
左手の和音は2分音符になっているけど次の和音までずーと伸ばしちゃえば、その方が弾きやすいよー。」


なんてやっておくと、両手ですぐ弾けるようになる。
今の例、ピアノパーティーBの「ひこうき」って曲のことなのだけど、

こんな風にやっておくと生徒の大好きな曲になる。
生徒にとって、初めての両手というだけで、初めからワクワク。
それなのにやることは、右手と左手の和音を合わせるだけ。結構簡単。
「上手に弾けてるから何回も弾こう!」ってレパートリーにしていく。

楽しいレッスンをしていれば、この先、いくらでも休符を習うチャンスはあるの
だ。



だって、初めてピアノを習う生徒。
曲を音名で言いながら弾くのと、鍵盤の音の名前覚えるの、同時進行ですよね

でもそれがバスティンは別の本。
1冊目のバスティンピアノパーティーAは鍵盤の音の名前を覚えるだけ。
2冊目のパーティーBからいよいよ音名をいいながら曲を弾こう。になる。


私はここで鍵盤の音の名前を覚えるだけなんて簡単に書いているけど、
実際に生徒とやってみると、やっぱり鍵盤の名前を覚えるのは時間がかかるのだ
と分かってくる。


もう鍵盤の名前はもちろん、5線の音符だって、リズムだって、なんでも分かっ
ているピアノの先生には、覚える課程とそれに費やす時間がわからない。
どの位丁寧にやっておかなくちゃいけないのかが分からない。
先生にとって簡単そうに見えると、「簡単だからサラッと弾いて」なんて思って
しまう。
でも、実際に生徒を観察観察してみると「サラッと」なんて出来ない。


バスティンの本はそのことが分かっていて、少しずつ教える事が出てくる。
先生がそれを理解して、書いていない事は教えない。っていう風にするといい所
が見えてくる本なんです。

バスティンの教えたいこと分かっているような、偉そうなこと書いてしまいましたが、
これホントに私の勝手な解釈です・・・。
でも、上手くいきますよ。お勧めです。

次回は
ポジションで進んでいくバスティンの使い易さ。
生徒が少しがんばれば出来そうな曲を見つける。
生徒が積極的に難しい曲に挑戦してレパートリーを広げるきっかけを作る。
について書きます。
posted by aorui at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | バスティン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする