2008年10月31日

それでも楽譜を見て弾けない生徒の対処法

前回の
しっかりとポジションの曲を弾きこなすために日々のレッスンでしていること。
で常に、手もとを見ないで楽譜を見て弾く練習をしていると書きました。

ほとんどの生徒が出来るようになります。
すぐに出来るようになってしまう生徒。だんだんと気が付いたら出来るようにな
ってたね。っていう生徒。みんな自分のペースで出来るようになっていくようで
す。

でもでも、どうしても出来ない生徒もいます。
隠すと本をどけてしまったり、楽譜を目で追わずに、目が宙を泳いでいたり。
隠す時は出来るけど、隠さなければ下ばかりみていたり・・・色々ですが、出来
ない生徒もいます。

だからといって、あなたは出来ない生徒と決めつけてしまう訳にはいきません。

ゆっくり見守るとか、観察とかしています。


原因はあると思うのです。

弾いている曲に余裕がない。
家で練習をしないのでピアノを弾くのはレッスンの時だけ。
まだ年齢が幼い。
少し不器用。などなど。

たぶん原因は1つではなくて上に挙げたような事をみんな含んでいるのだと思い
ます。

生徒に「こうだから出来ないのよ。」なんて言っても解決にはなりません。


ゆっくり腰を据えてやっていく事にしています。

ほとんどの生徒がやがて、年齢がカバーしてくれるよう。で、出来るようになり
ます。

それが分かっていれば、先生もどうしてこの生徒だけ・・・。と大事件になりま
せん。「他の生徒より見守る時間が長いのよ。」と大きな気持ちでいればいいの
だと思います。

そんな生徒たちのレッスン。

もちろん本で手もとを隠すことやります。
「下を見ないで楽譜を見ながら弾けるようにしようね」としっかり説明します。

練習で出来なければ、余裕を持って弾けるようになってから隠します。

こんな方法もいいです。
余裕をもって弾けるようになったら、歌詞を歌いながら弾くようにします。
さすがに歌詞は暗記出来ませんから、自然と目は楽譜を追います。
「あれ?楽譜見ながら弾けちゃったね」こういう事度々あります。

もちろん先生の私は、歌詞を歌いながらだったら楽譜を見ながら弾けちゃう。っ
て事は知っています。
「出来ちゃったね!」「本当だ!」って2人で喜び合うために、生徒に自信が付
くように、秘策を持っておくのです。

あえて「歌詞を歌いながらだったら出来るよ。」なんて言わずに秘策を日々のレ
ッスンで積み重ねていくのです。


話はそれますが、生徒がピアノを弾く時の手の形、指の形って気になりますよね

でも「手の形はこう。指はここで弾くといいよ」なんて言っても、はっきり言っ
て出来るようにはならない。変な所に力が入ってしまって、言わない方がまだよ
かったってことも度々。

そんな時にやっぱり秘策。

例えば、レガートの時はべたべたと指の指紋の所で弾いてしまう生徒も「次はス
タッカートね。」とスタッカートで弾かせると指先で見事に弾いてしまう。
なので、そういう生徒には、スタッカートで弾く。事をよくしている。
「指先で弾こうね」の説明はもう少し後でにしようと思っている。

べたべた(ばたばた?)弾いてしまう生徒、手の甲も下がっていることが多い。
でも和音を弾く時は3の指が支えになってくれるようで、甲が上がりやすい。
なので和音の練習をすれば甲が上がる。事を頭に入れておく。
ドミソの和音ならド♭ミソの方がもっと形がいい。さらに発展させて、♭ミが出
てくるCポジションの曲とかやらせるのもいい。(ビー二ー動物園に2曲ありま
す。)

そうにやって、説明はしないけど、小さい時から良い手の形を経験させておくこ
とって良いと思うんです。よかったらやってみて下さい。



そして本題。

どうしても手もとを見てしまう生徒。
出来る他の生徒から比べたら割とのんびりでマイペース。

だったらもう少し丁寧に教える。
プレリーディングの場合。

「ドレミ見ながら弾くよ」の前に
「ドレミはどこに書いてある?指で指しながら読んでみよう」
「次はそれを目で追いながら弾くよ」とか。いちいち説明する。

ドレミが出来たら今度はリズムを言いながら。
「今度はリズムを言いながらね。ドレミとリズム2つを一緒に見ながら弾くんだ
よ。」とアドバイスしていく。


もし、もう難しい曲を弾いているのだけど、下ばかり見ていて気になる生徒がい
るなら、まず、「下ばかり見て弾いているの気になるから、楽譜を見て弾く練習
を遊びでやってみない?」と声を掛けてみて、歌とピアノの絵本の連弾やポジシ
ョンで弾ける曲の連弾などやってみるのはどうかな。って思います。
教室に1冊置いておいて、時間が余った時に出して連弾するっていうのが生徒に
とっても気軽でいいみたい。


楽譜を見て弾けない生徒のレッスン、それでもいつかは出来るようにと頭の片隅
に置いておいて、焦らずゆっくりやっています。
そして年齢が上がってくるにつれてやがて出来るようになってきます。
例えば、年中さんで出来なければ小学校1.2年で出来るようになるとか。
ちょっと長い期間先生は辛抱ですね。
教え始めて2.3年の先生には先の事すぎて不安もあるでしょうが、あせらず、
ゆっくりで大丈夫です。(がんばって下さい)
それまでは、この時期にやって置かなければならない事、鍵盤の名前を覚えたり
5線の音符をスラスラ言えるようにしたり、リズムを正確に叩けるようにしたり
こういう事に少し多めに時間をとって楽しいレッスンになるようにしています。

次回
生徒が少しがんばれば出来そうな曲を見つける・ポジション編で紹介した
「ピティナピアノステップ曲集1 (全音)」からポジションで弾ける曲名と生
徒が少しがんばれば弾ける時期など書いていきたいと思います。

そして、
生徒が少しがんばれば出来そうな曲を見つける・ワンステップ上級編
生徒が積極的に難しい曲に挑戦してレパートリーを広げるきっかけを作る。
タレントピアノ指導曲集をレッスンで使う
に続きます。
posted by aorui at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ポジションを弾きこなす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日

しっかりとポジションの曲を弾きこなすために日々のレッスンでしていること。

私の教室では習い初めの1冊目から4冊目までポジションで進んでいくバスティ
ンの教則本を使っています。(途中別の本を挟みますが)

初めの2冊は、4つのポジション(真ん中Cポジ・Cポジ・Fポジ・Gポジ)を
プレリーディングで弾きます。

私がいつも心掛けているのが、鍵盤(手もと)を見ないで、楽譜を見て弾くこと
です。
パーティーAの黒い鍵盤が終わり、白い鍵盤の導入が終わり、「ラシドのうた」
「たのしいドレミ」に入ったら早速、手もとを見ないで弾く練習に取りかかりま
す。

年齢に問わずです。

小さい生徒だと、年中さん(4〜5さい)からでしょうか。

年少さんはというと、年齢で判断というより月齢で判断といった感じです。
四月生まれだからもう4歳何ヶ月だね。だったら出来そうかな。とか。
でもでもやっぱりピアノを学ぶって事に関していうと、早いかなって思う。

どうして早いと思うかというと。

私の子供、年少さんです。
生まれてからの成長と発達を身近で接してみて、パーティーAを弾くようになる
のはまだまだ先だと思うのです。

そんな中、ママ友だちが「うちの子ピアノやりたいって言るんだけど」って頼っ
て来てくれました。

本人がその気なら。と年少さんのレッスンが始まりました。
ちなみに月齢で言うと4歳中頃です。
手遊びをしてから、3つの黒い鍵盤を弾きました。
右手で弾いて・左手・右左交互と弾いていきます。
観察してみると120%の力を出して一生懸命弾いている様子。
ピアノの鍵盤には白と黒があって。は簡単に分かる。「これ何色?」「しろ!」
でも黒い2つ鍵盤・3つの鍵盤の中から3つの鍵盤だけを選んで弾いていく事は
120%の力がいるみたい。
レッスン開始からまだ10分。ここで120%の力を出してしまっては、残りの
30分が楽しいレッスンにならない。そう思ったのです。
私は80%位の力で出来る内容で生徒が「ちょっとがんばったら出来ちゃった」
っていうレッスンをやりたいのです。

なのでパーティーAはひとまずしまって。
手作りカードを新しく作ったりと色々試行錯誤してレッスンしています。
紹介出来そう。って自信がついたらブログにも載せますね。

 
年少さんを教えている先生いますか?
私はピアノを教えて10年位ですが、年少さんから習いに来た生徒は5・6人で
しょうか。ほとんど年中さんからです。


話は戻ります。

手ともを見ないで、楽譜を目で追う。私は本で手もとを隠すのですが、小さい生
徒の方が楽しんでやってくれます。「先生、早くかくしてよ−」なんてよくある
こと。

ポジションの曲、手をそのポジションに置いておけば弾けます。
だから手もとを見ないで弾くことが出来るんです。

私は本当にしつこい程、1冊目から4冊目まで、本で手もとを隠すということを
やっています。

生徒は4冊目まで必死にやっているかというと、そうではなくて、だんだん慣れ
てきて、手もとを見ない方が弾き易くなってくるのです。



初めての曲。つっかえながら弾き始め、何回も弾くうちに下ばかり見ている生徒
「楽譜見た方が早いよ」って、本でかくすと弾けちゃった。ってこと意外に多い

何年にも渡って、手もとを見ないでひく練習。をやっていると、目から得る情報
を頼りに弾けるようになってくる。

例えば、ドレミファソって音符が上行していれば、指も上に動いていく。
ドミソって音形なら、1個抜かしね。って指もそのように動く。

目で音符の進んでいく方向や音形を見て指を動かす。ってことが出来るようにな
ってくる。

生徒達はそんな事意識してやっているわけじゃないのだけど。
楽譜を初めて見て、あれ!弾けちゃったね。なんてことが結構多い。
目でとらえた情報を指に持っていくっていう事が自然に出来るようになる。


そうなると新しい曲も早く弾けるようになる。


バスティンの本では色々なポジションを習います。(真ん中C・C・G・F)
その度に、手もとを見ないで弾く。練習をします。

そして色々なポジションは繰り返し出てくるのです。
パーティーBでC・G・Fポジ。パーティーCでC・G・Fポジ。
ピアノレベル1でC・G・Fポジ。その度に手もとを見ないで弾く。練習です。

そうやって力を付けていきます。

その成果が、プレリーディングでは
2008-07-15 ポジションの曲について最近思う事・小さい子編
2008-07-20 それぞれのポジション(C・G・F)を弾きこなそう!
に書いてあります。よかったらそちらもご覧下さい。

楽譜を目で追えるようにする練習。手もとを隠して弾くこと。
易しい曲から取り組むと、だんだん出来るようになりますよ。
是非試してみて下さい。

次回 それでも楽譜を見て弾けない生徒の対処法

ポジションで弾ける曲集の詳しい紹介・・・曲名と生徒が少しがんばれば弾ける
時期など

生徒が少しがんばれば出来そうな曲を見つける・ワンステップ上級編
生徒が積極的に難しい曲に挑戦してレパートリーを広げるきっかけを作る。
タレントピアノ指導曲集 に続きます。


posted by aorui at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ポジションを弾きこなす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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