2018年06月07日

40. 年少さん年中さん、指が鍵盤を知るレッスン

●「生徒を惹きつけるピアノレッスン150の方法」目次
●「生徒を惹きつけるピアノレッスンとは」

レッスンで使っている手作り小物をインスタグラムで紹介しています。


●導入期の指導法の勉強会を池袋で行っています。詳しくはコチラをご覧ください。


40. 年少さん年中さん、指が鍵盤を知るレッスン

年少さん年中さんの手はとても小さくまだまだ未熟な指をしています。
私のレッスンではその小さな未熟な指を育てるレッスンをしています。
育てるというよりはたくさんかかわるレッスンをしています。

小さくたって5本の指は存在し動きますから、それなりにたくさんかかわる機会を作っています。
年少さん年中さんが無理なく動かす事が出来るのは、お父さん指お母さん指お兄さん指です。

お父さん指を3つの黒い鍵盤に置いて「お父さん指、お母さん指、お兄さん指って指を動かすよ。」の声かけです。
最初はお父さん指を3つの黒い鍵盤の一番端っこに乗せることを意識して。
お父さん指で音が鳴れば、次はお母さん指、お兄さん指とおのずと隣の指が動きます。
生徒は「お父さん指でひけた!」の感じです。

「他にもお父さん指で弾くところあるよ。」の声かけで、他の3つの黒い鍵盤にも目がいきます。
左手はお兄さん指から、お兄さん指お母さん指お父さんと指と弾いていきます。
この時もお兄さん指を3つの鍵盤の端っこに乗せて順番に指を動かします。

小さな指ですから音も小さく弱々しくことも。
音が切れてしまったり、逆に前の指を離す事が出来なくて全部音がつながってしまったり。
でもいいんです。
それが指が鍵盤を知っていく始まりです。

無理なく毎週右手はお父さん指から「お父さん、お母さん、お兄さん」って言いながら。左手は「お兄さん、お母さん、お父さん」って言いながら。
全部の3つの黒い鍵盤を1回ずつ。

「お父さん、お母さん、お兄さん」「お兄さん、お母さん、お父さん」が分かって自分から指が出てき始めたら、「今度は動物の名前を言いながら弾いてみよう。ウ・サ・ギ」って言いながら弾こう。
生徒はお父さん指お母さん指お兄さん指を使って「ウ・サ・ギ、ウ・サ・ギ、ウ・サ・ギ・・・」と弾いていきます。
「左手は他の動物にしようか。何がいい?」「きりん!」左手のお兄さんがスッと出てきて「キ・リ・ン、キ・リ・ン、キ・リ・ン・・・」と言いながら。
左手のお兄さん指がスッと出てくるところが、指と鍵盤が仲良くなってきた証拠です。
「今度は違う動物にしようか。」「それとも好きなお菓子にしようか。」「ううん、きょうりゅうの名前でやってみたい。」こんな生徒も。
このように弾く回数が自然と増えてきます。
工夫してたくさん弾く機会を増やし、指が鍵盤を知っていきます。

最初にも書きましたが年少さん年中さんは手が小さくまだまだ未熟な指をしています。
それに反して頭の理解の方がスムーズです。
年少さんに数字を教える、鍵盤の名前を教える、五線を教える・・・これからの事はカードなどで楽しく行えば出来てしまうかもしれません。

でも私のレッスンではそれを中心にレッスンを進めるのではなくて、年少さんの小さな手を動かす事を中心に考えてレッスンをしています。
頭の理解だけが行き過ぎないレッスンです。
私のレッスンでは年少さんのレッスンは教則本を使わずに行っています。
指番号を教えるのも教則本に入ってから。
レッスンに通い始める前から知っている「お父さん指、お母さん指、お兄さん指」で無理なく鍵盤を弾かせるレッスンです。
「お父さん指で弾けた!」このように指が鍵盤を知るレッスンを行っています。

今回は、お父さん指、お母さん指、お兄さん指が鍵盤を弾いてそれが指が鍵盤を知っていくことにつながる事を書きました。
レッスンの中で手遊びや紙鍵盤にシール貼り等も行っています。
その作業も指が鍵盤を知っていくためのつながりがある作業にしていることも今後150の方法の後半3、4歳年少さん年中さんのレッスンの中で詳しく紹介したいと思います。


Cポジション(ドレミファソ)に指を準備した時に、ソの先にはラの鍵盤があることを指が知っている。
ドレミファソラシドと音階を弾く時にミを弾いて1の指でファの鍵盤を弾いた時に、その先にソラシドと続いている事を指が知っている。

これが指が鍵盤を知っているということです。
今回紹介した指導の先にはこれがあるということです。

五線のカードが並べられる、大譜表の楽譜が読める、これは頭の理解です。
頭の理解と指の理解は異なっていて指を育て鍵盤を知るためにはそのための指導も必要という気づきになればと思います。

年少さん年中さんと「お父さん指お母さん指お兄さん指」とたくさんかかわってあげて下さいね。
お姉さん赤ちゃんは無理せずにもう少し先で大丈夫です。

上記でご案内している勉強会では、導入期の指導法の勉強会後、3.4歳年少さん年中さんの勉強会も希望の先生方と行っています。
もっと詳しく実践で知りたい方は是非!

ひとまず年少さん年中さんの指導についてはこれで終わりです。
次回からはもう少し上の生徒の指導について詳しく書いていきます。



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2018年06月06日

39. 最後は先生と一緒に「さんぽ」を弾いて終わりね。

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39. 最後は先生と一緒に「さんぽ」を弾いて終わりね。

年少さん年中さんは遊び弾きが大好きです。
そんな年少さん年中さんとはレッスンの最後に先生が弾くピアノの隣で好きなようにジャカジャカ弾かせるようにしています。

「最後は先生と一緒にさんぽを弾こう。」さんぽは誰もが知っている曲なので子供たちも目を輝かせ喜んで乗ってきます。
保護者も先生のピアノに合わせて弾けることをとても喜んでくれます。

年少さん年中さんたちは家の鍵盤を好き勝手に弾いていたり、音楽を流しながら合わせて弾いたり、時には歌を歌いながら好きなように弾いたりの場面が多いのではないでしょうか。
それがピアノを習い始めるきっかけにもなっていると思います。
それなのにピアノのレッスンとなると内容はなんだか堅苦しい。

習い初めで、まだ出来るようになることが喜びへの経験をしていない年少さん年中さんにとって最後のおまけのさんぽは本当に嬉しいことのようです。
私も今まではこの重要性に気づいていませんでした。「○○ちゃん、最後に先生と一緒にさんぽが弾けて良かったね。」このように嬉しそうに我が子に声を掛けているお母さんを見て、大切なことなんだと初めて気が付きました。

まるで自分が弾いているかのように楽しそうに弾いている年少さん年中さんに「もうすぐ終わるよ。」と最後の音を顔を見合わせて一緒に弾いて終わりにするともう大大大満足なのです。スッキリと終わりにすることができます。

さんぽを弾く先生は歌も歌いながら弾くと、年少さん年中さん保護者にとってもっともっと満足したものになります。
時には「弾かないで先生と一緒に歌いたい」という年少さん年中さんもいます。
そんな時は低めの足台に「歌うのはこの場所で。」と立たせて歌ようにしています。
年少さん年中さんは嬉しくてそれこそ飛んだり跳ねたりしながら落ち着きなく歌うことになってしまうからです。
例えば「さんぽと一緒に鈴を鳴らしたい」という場合もあります。
この時もただ床に立たせるのではなく、座るイス、立つ場所をしっかりと決めると落ち着いて臨むことが出来ます。

弾き歌いは立派な歌声でなくてもいいので、まずは1曲だけでもいいので是非試してみて下さい。

おまけの話

12月のクリスマス前の最後のレッスンでは最後に時間を長めにとってクリスマスの曲を何曲か弾きました。
「保育園で歌ってるよ。」と私の歌に合わせて大きな声であわてんぼうのサンタクロースを歌う年中さん。
「今日が鈴を持って歌いたい。」という年中さん。子供たちの喜ぶ様子とピアノのクリスマスの演奏にどの保護者も満足そうでした。
「今日はクリスマスのスペシャルレッスンですね。」と嬉しそうに言ってくれたお母さんの一言がとても心に残っています。


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2018年06月05日

38. 理解しているかどうかは目線で確認

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38. 理解しているかどうかは目線で確認

私は年少さん、年中さんの目線を大切にしています。
私の声かけでスッとそのものに目線が動くのを横で確認するようにしています。
私のうながしの声かけの前にスッと目線が先に動くこともあります。
その動いた目線を見て、分かっている、理解していると確認することが出来ます。

注意散漫な年少さんがとカードを始める時はカードをわざと上の方で掲げて年少さんが目でとらえるのを確認。
それからその目線が逃げないうちにゆっくりと机の上へ。
並べてそのカードを声に出して読む時にも1つ1つのカードを目で追えているかを確認。
それは意外に難しい事。「カードを手で叩きながら言おう」の声かけで自然と目線もカードへいきます。
「カードを指さししながら」「カードに触れながら」の声かけよりも「カードを叩きながら」の声かけが年少さんに面白そう、やってみるぞと思わせるようです。
「カードを見ながら言ってね。」と直接の声かけだと年少さん年中さんにとっては難しいようですし、つまらない。
「カードを叩こう」とすることで自然と目線もカードに移る事をうまく利用した声かけにしています。

元気いっぱいの年少さんの時には時々の沈黙もうまく利用して目線が動くことで理解をチェック。
言いすぎない注意掛けを心掛けています。

とても大人しい年少さん年中さんも中にはいます。
自分から話してこないし、こちらの問いかけにも「うん。」と答えるだけ。
それでも「指番号を言ってみよう」と言えば自然に目線は指番号に。1段目が弾き終われば自然に目線は2段目に。
その目線を隣で確認することが出来るとなんだかとっても嬉しくなるのです。
一方通行のレッスンではないと感じるのです。

何をする時にもまずは目でとらえてからとしています。
その確認の時間を入れると実はレッスンにも余裕が生まれます。
年少さん年中さんのことをよく知るきっかけにもなります。

あらためて目線の確認してみて下さい。


おまけの話

以前の勉強会で生徒の目線の大切さに気が付かれた先生が「今までは生徒の目線なんて考えたことがありませんでした。カードも私が指して終わりにしていました。」と反省にように話してくれた先生がいました。
「今どこ見てる?!って生徒をすごく観察するようになりました。」と報告して下さる先生もいます。


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2018年06月04日

37. いつも同じ内容のレッスン

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37. いつも同じ内容のレッスン

年少さん、年中さんのレッスンはいつも同じ内容、ほとんど変わらない内容にしています。
ピアノのレッスンを通して習い事が始まったばかりの年少さん年中さん。
人生においての初めての習い事。

レッスンでは新しい事をメインにして年少さん年中さんを振り回すのではなく、いつも同じことを毎週繰り返すことで予測が出来るようにと考えています。

手遊びが終わればピアノを弾くんだよね。ピアノを弾いたら布の鍵盤を広げるんだよね。その次は机でシール貼り。この前やった数字の神経衰弱もやるかな。
最後は先生がさんぽを弾いてくれるかな。

このように年少さん自身が予測がつくようにと考えています。

1つ1つの課題の中身もほとんど一緒。
例えば手遊びだって1か月は同じ手遊びで変化なし、シール貼りの課題も1か月は同じ場所へシールを貼っています。
ピアノを弾く課題もそう。
つまり1か月内容がまったく同じということもあります。
それがいいのです。年少さん年中さんにとって予測が付くようになるレッスンです。
30分の中身を年少さん年中さんが把握するレッスンです。
そして年少さん年中さん自身、このような分かっているレッスンを楽しいと感じるのです。

レッスンの中で新しい事を入れるのは1つだけとしています。
他の課題が理解出来ていて余裕が生まれた頃に新しい課題を入れるようにしています。
新しい課題に取り組む時はワクワクドキドキの顔です。
実際に取り組んでみると勝手が分からず「難しかった。」と終わることも。
「先週初めて取り組んだカードだ。難しかったな。」「またあのカードだ。やり方が分かってきたぞ。」「今日は先生よりたくさん取れるかな。」「今日もあのカード。楽しいんだよね。」このように気持ちが変化するまでじっくりと取り組んでいます。
1つの課題に丁寧に取り組むことで、次の新しい課題も最初は難しいけど最後には楽しくなると予測し取り組めるようになります。

私の教室の年少さんたちはシール貼りが大好きです。
レッスンを重ねて新しい事にも取り組めるようになってきたのに、それでも「シールが貼りたい」と言います。
私はその気持ちに「いいよ。」と笑顔で答えることが多いです。
またいつも元気に教室に入ってくる訳ではありません。
そんな時は「シール貼りからやろうか。」「ピアノを弾いたらシール貼りもやろうね。」と生徒が好きなシール貼りを取り入れて「今日のレッスンも(疲れてたけど、元気がなかったけど)良く出来たね!」とする事が出来ます。
気分を盛り上げる声かけをするのではなく、好きな事を知りそれを取り入れて気持ちを安定させる。
そしてこんな日だってレッスンはしっかりと出来る。を体験させる。

「先生、今日もシールやりたい。」「今日はね、新しい事もやりたいの。だからシールじゃなくて新しい事でもいい?」「うんいいよ。」
同じ内容のレッスン、好きな事を取り入れるレッスンをじっくり行い、内容が予想がつくからこその「うん、いいよ。」なんだと思います。


年少さん年中さんが予測が付くようにレッスンの内容を考えて計画してみて下さい。


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2018年06月03日

36. 集中出来るように机の上を片付ける

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36. 集中出来るように机の上を片付ける

「机の上は片付けてですよ。」次男の支援学校の教頭先生とピアノ指導について話すときにいつも言われていた言葉です。

注意散漫な生徒が落ち着いて取り組めるように、机(テーブル)の上を片付けて必要なものだけがある状態にすると見るものが限られて落ち着いて取り組めるようになります。

年少さん、年中さんのレッスンでも落ち着いて取り組めるように机(テーブル)での作業の時には必要なもの以外は置かないように心掛けています。
当たり前のようですが、前の生徒が使ったカードが入ったケースや筆記用具入れ、穴あけパンチなどついつい机の上に置きっぱなしになってしまいます。
それを端に寄せてスペースを作って「さあ、やりましょう。」では年少さんにとって興味深々の物だらけで目移りばかりしてしまうのです。「それは触らないよ。」の注意の前にまずは机の上は今使うものだけにしましょう。ですね。

私のレッスンでは赤と緑のフエルトリンゴを使って和音の聞き取りのようなことをやっています。
その時にも目移りしないように慣れるまでは、緑のリンゴは先生の背中に隠して、赤のリンゴだけ見せて見るものを限定するようにしています。

教則本を広げて弾くときにも見開きで開くと右ページ左ページと違う曲が載っていることがあります。
このときも今弾く曲だけを見せるように心掛けています。

このようにレッスンの様々な場面で目移りさせない工夫をすることが出来ます。
少しの工夫で注意散漫な年少さん、年中さんの意識を今やろうとする作業に向けることが出来ます。


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2018年06月01日

35. 年少さんのピアノレッスンは白と黒の区別から

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35. 年少さんのピアノレッスンは白と黒の区別から

年少さん、年中さんへのピアノ指導はどこからスタートさせていますか。
私のレッスンでは五線でも、プレリーディングの楽譜でも、鍵盤図の楽譜でもなく、白い鍵盤と黒い鍵盤の区別からスタートさせています。

手遊びが終わった年少さんとピアノの低い方へ移動して「この鍵盤は何色かな?」「しろ」「この鍵盤は?」「くろ」このようなスタートです。
そして黒い鍵盤は2つと3つに分かれている事に気が付かせてグーで弾き、3つの黒い鍵盤2つの黒い鍵盤を指で弾くことに発展させて白い鍵盤へと入っていきます。

年少さんは白い鍵盤、黒い鍵盤の色の区別までは簡単に出来ますが、それ以降は白い鍵盤までこのようにスムーズにはまったく進みません。
2つの黒い鍵盤、3つの黒い鍵盤に分かれている事を時間をかけてじっくりと教えていくのです。
それも年少さんが楽しいと思えるレッスンの中でです。

レッスンの度に色別のカードを2つ3つの黒い鍵盤に置いていくとやがて2つ3つの塊の区別がつくようになります。
そして3つの黒い鍵盤だけを2つの黒い鍵盤だけを塊で取り出して考えることが出来るようになり、2つの黒い鍵盤だけを3つの黒い鍵盤だけをグーで弾くことが出来ます。

そしていよいよ指で弾く指導になるのですが、そう簡単にはいきません。
年少さんの指はとても小さくて1本1本が器用には動かないのです。
中には上手に1本1本を動かせる年少さんもいますが、動かせない年少さんも当然のようにいるということです。
今まで1本1本動かしたことがない年少さんが、ピアノのレッスンを通して指を1本1本動かす事を初めて行う。初めての事を私と一緒にやってみる。そう考えてみるのがいいと思います。

私のレッスンでは指がスムーズに動くようになった時が1冊目の教則本に入れる目安です。
それまでは教則本は使わないでレッスンをしています。
頭で2つ3つの区別がついても実際に指を動かした時にスムーズに動かないのが年少さんです。
指がスムーズに動くようになるようにシールやカード、手作りの楽譜などで工夫してレッスンをしています。

1冊目の教則本はグーで弾く曲が3曲。以降は黒い鍵盤を指で弾く曲です。
始めのグーが出来そうだからと早々に教則本に入るのではなく、指で弾く曲もスムーズに進められそう。ここまで考えて準備しています。

年少さんの指は成長を伴ってですので急がずにレッスンをしています。
「しろだよ。」「くろだよ。」と元気に答えてくれる年少さん。
色の名前はもう分かっているもん。ほとんどの生徒がそうでしょう。
私のレッスンでは年少さんの得意な色の名前からレッスンをスタートさせて指を動かす事につなげています。

文字が読めなくても数字が読めなくても少しおしゃべりが出来ればレッスンはスタート出来ると実践しています。
少しおしゃべりが出来る支援級、支援学校の生徒とも出来るスタートの方法です。


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2018年05月31日

34. 最初はグーチョキパーの手遊びから段階を踏んで発展させよう

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34. 最初はグーチョキパーの手遊びから段階を踏んで発展させよう

私のレッスンでは1冊目を始める生徒とは「1の指こんにちは・・・」という指番号を覚える手遊びをしています。
手遊びを通してそれぞれの指が何番かを知る。そして「右手の1の指ジャンケンポン」と指じゃんけんをしながら個々の指の理解を深めています。

年少さんはもっとやさしい段階からのスタートです。
初めてレッスンにきた年少さんとは椅子に向かい合って座って「手遊びをするよ。何の手遊びを知ってるかな。」
「うーん。」と嬉しそうに考えたり、少し困ってしまったり、「グーチョキパーの手遊び知ってる?」「うん!」
「じゃあ、グーチョキパーの手遊びしよう。」「うん!」このようなスタートです。

向かい合って身振りも付けて歌います。何作ろうの歌の部分では「何作ろうか?」と聞くともじもじしてしまう年少さんに「ヘリコプターにしようか。」と提案すると「うん。」「右手はグーで・・・」と楽しそうにやってくれます。
満足そうな年少さんにもう一度やってみよう。の声かけです。
そして何度がやると何作ろうの時には「カニさんがいい」とか「ちょうちょ」がいいとか言うようになってきます。
先生との手遊びに慣れてきた証拠です。

少し前までは最初にやる手遊びはひげ爺さんでした。
体験にきた年少さんの1人が元気よく「グーチョキパーがいい!」と言うので初めて取り入れたグーチョキパーです。
すっかり私も保母さんと思いながらやったグーチョキパーが生徒も意気揚々とやっていて私も楽しくやることが出来ました。
それからは進んで私からグーチョキパーを提案しています。
どんな生徒も知っている手遊びなので先生が笑顔でやればみんな乗ってきてくれます。
今週もグーチョキパーから始めよう。生徒は2回目のレッスンなのに慣れた様子で楽しそう。
ひげ爺さんはそれから。

そして忍者の手遊び、大きくなったら何になる?の手遊び、そしてキャベツの手遊びに発展させています。
忍者の手遊びや大きくなったら何になる?の手遊びは指を2本3本と出していく手遊びです。
キャベツの手遊びは1の指2の指と1本ずつ出していく手遊びです。
生徒は発展を意識して取り組んでいる訳ではなく、ただただ楽しい。
キャベツの手遊びがスムーズに出来れば、ピアノの指番号を覚える手遊びに入れる目安になりますが、その判断は先生だけに留めておいて、出来なければまた忍者の手遊びに楽しく戻れば良いだけのこと。
そしてまた機会を待ちます。

このように楽しみながら発展させています。
私のレッスンでは手遊びは挨拶代わりとなる大切なものです。
生徒と楽しく心を通わせる大切な手遊びとなっています。


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2018年05月30日

33. タッチで右手・左手の区別を教えよう

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33. タッチで右手・左手の区別を教えよう

33 から40は年少さん、年中さんの指導の様子を書いたものになります。

ピアノのレッスンのスタートはまずは右手左手の区別から。そうスタートされている先生も多いと思います。
私もその1人で先生と生徒向かい合っての右手左手の手遊びからスタートさせています。

レッスンの度に手遊びをしているからと言っても右手左手を理解して「右手はどっち?」「こっち!」とスムーズに出来る訳ではありません。どの生徒もそうです。

私のレッスンの中では右手で弾いてみよう、左手で弾いてみよう、右手を赤で左手を青で囲んでみようなど右手左手を意識させる課題がとても多いです。
生徒が「どっちだっけ?」といつも考え込んでしまう前にタッチをすることでスムーズな行動につなげています。
例えば「3つの黒い鍵盤を右手で弾いてみよう。はい右手タッチ。」と生徒の右手とタッチをして弾くようにしています。
「次は左手ね。左手タッチ。」と左手をタッチ。「次は右手左手交互ね。」と右手、左手パチンパチンとタッチをしてから弾くのです。
レッスンの度にいつもそうしています。
私が手を出せば生徒はそれにつられて自然と手が出てきます。

生徒にとってとても分かりやすいし、何よりもこの時期の生徒はタッチが大好きなのです。
タッチははじめて会った先生、まだ慣れていない先生を好きになるきっかけにもなります。

右手どうしをタッチですが、私は左手を出しています。
お互いの右手どうしを交差させてタッチするよりも、鏡のようにタッチをすると生徒もとても分かりやすいのです。


「右手はどっちだっけ?」と考え込んでしまう我が子を見て、うちの子供は理解していないとがっかりしてしまう保護者もいます。
時には保護者「まだ分かっていない」の一言が子供の気持ちを沈ませてしまうこともあります。
保護者が「あれうちの子・・・」と気づくスキを与えないでサラリとタッチで楽しい学びに変えてしまうことも大切と実感しています。

右手左手の理解を悩まれている先生は是非覚えこませるのではなくタッチを通して楽しく行動に移すことを大切にしてあげて下さい。


おまけの話

以前勉強会で「どうしても右手左手の区別が分からないんです。何度もこっちは右手、こっちは左手と教えても分からなくなってしまうのです。どうしたらいいでしょう。」と悩まれている先生がいましたので、右手で弾くときは右手でタッチ、左手で弾くときは左手で
タッチをして理解させていけばいいですよ。と話すとなるほど、それでいいのですね。と自分と生徒とのタッチが想像出来たようで安心した顔に変わった先生がいました。


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2018年05月29日

32. 時々の沈黙もレッスンでは大切

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32. 時々の沈黙もレッスンでは大切

レッスンの中で沈黙も大切にしています。
生徒がバックの中から教則本を準備するとき、曲の練習で1回目から2回目に入るとき、机でシール貼りをしている時、いつもではありませんが、時々「しーん」とした時間の中で生徒が行動に移す事、作業することをしています。

どうしても「はい、次は2回目ね。」なんて声を掛けてしまいます。
生徒に考えさせたいのに考え込む前に口を開きたくなってしまいます。

それを我慢して時々沈黙で見守る。
そうすると生徒の自分からの行動を見ることが出来ます。
それは私にとってとても嬉しい事です。

年少さん、年中さんのレッスンでも沈黙を効果的に使うようにしています。
年少さん、年中さんがカードを分ける時、並べる時、赤と緑のリンゴのフエルトを分ける時、沈黙で見守ります。
そうすると年少さん、年中さんの生徒は落ち着いた気持ちで取り組むことが出来ます。
次の声かけにも集中してくれます。

小学生の生徒に質問した時は黙って答えを待ちます。
ちょっと長めの沈黙の後、答えてくれる生徒が割と多いです。
大人と子供では答えが出るまでの時間が違うんだなと改めて思います。

時々は沈黙で見守る事をレッスンで取り入れてみて下さい。


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2018年05月28日

31. さようならのタッチで心を通わせる

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30. さようならのタッチで心を通わせる

さようならのタッチをとても大切にしています。

習い初めの年少さん年中さんから1年生、2年生までの生徒としているさようならのタッチです。

とても大人しい自分からは話し始めることのない生徒でもタッチの時には自分の気持ちを私に向けてくれるのを手のひらで感じます。
大人しい生徒でもタッチの時には「パチン」と可愛らしい音が出るようなタッチの生徒もいます。
「先生とのレッスンとっても楽しいんだよ。」そう伝えてくれるような「パチン」です。

次の生徒が入ってきて終わりが慌ただしくなってしまうこともあります。
もう次の生徒が弾き始めてる横をやっと片づけが終わって忙しくお母さんに促されながら帰る生徒に「○○ちゃんタッチ」と手を伸ばすと生徒も嬉しそう手を伸ばしてタッチ。
自分のレッスンがきちんと終わった感じがするのでしょう。
最後に「パチンで」ちゃんとさようならの挨拶が出来てとても嬉しそうです。
そしてお母さんもそんな姿に目を細めます。

お母さんと一緒にお迎えに来た妹や弟たちともさようならのタッチをしています。
妹や弟たちもお姉ちゃんと同じことが出来て嬉しそうです。
お姉ちゃんもそのタッチを見て嬉しそうにしています。


小さな生徒ともっと心を通わせたい。
そう思う先生はまずはタッチから始めてみて下さい。
「○○ちゃん、タッチ」と手を伸ばせば自然に生徒から手が伸びてきますよ。


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