2018年05月25日

30. 五線は最初から仕組みを教える

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●「生徒を惹きつけるピアノレッスンとは」

レッスンで使っている手作り小物をインスタグラムで紹介しています。


●導入期の指導法の勉強会を池袋で行っています。詳しくはコチラをご覧ください。


30. 五線は最初から仕組みを教える

私のレッスンでは1冊目の教則本から五線の教則本ではなく、3冊目の教則本から五線の教則本に入っています。
2冊目が終わる頃、手作りのプリントを使って五線の仕組みを教え始めています。

最初はト音記号、ヘ音記号の紹介、生徒は書いてみたいという気持ちいっぱいなのでその後のレッスンで自分で書くことはありませんが書く練習もします。
ト音記号とヘ音記号を結ぶ大括弧は「一緒に弾いていくよ」と紹介。
今まで弾いていたプレリーディングの楽譜も左手と右手の手のマークが大括弧で結ばれていたのを見せると「なんだ。それね。」と安心した顔になります。
そしてト音記号の線の数を「第1線、第2線・・・」と数えて5本あると分かります。ヘ音記号も数えて5本。
「線と線の間はかんって言うよ。これもとても大切。」とそれぞれ「第1間、第2間・・・」と4つあることを確認。

そして鍵盤の時と同様に個々に取り出す作業もします。
「ト音記号、第3線」「ヘ音記号、第4間」・・・と紙大譜表にシールを貼っていきます。

個々に取り出せるようになったら今度は順番に貼っていく作業です。
「音符は線の音、間の音、線の音って順番に上がったり下がったりしていくよ。」と説明し真ん中のドを貼るための加線を書いて
ドから線間線間とト音記号の高いソまで貼っていきます。貼り終わったらヘ音記号のファまで線間線間と貼っていきます。
最後に真ん中の線の音は「ド」と教えて生徒がドレミファソ・・・・と書き込んでいきます。
ヘ音記号もドシラソファ・・・と書き込んでいきます。

そして順番に「ドレミファソ・・・ドシラ・・・」と読んでいきます。

ここまでを3,4週間で教えています。
生徒は五線は線の音、間の音と順番に上がったり下がったりすることを知り、それを手掛かりにして五線を読むことを知ります。

私のレッスンでは「この場所がドですよ。」といった丸暗記の方法ではありません。
また習い初めの最初から五線の教則本ではないので、五線のドを読めるようにすることと鍵盤のドの場所を同時に指導するような指導ではありません。

生徒は1冊目、2冊目のプレリーディングの曲を音名を言いながら弾くことで音の並びにはとても慣れている状態です。
また五線に入る前に五線の楽譜がスムーズに読めるようにと手作りのカードやプリントも2冊目の教則本を進めながら同時に進めています。
だからこそ線間とシールを順番に貼ってその上に1人でドレミファ・・・ドシラソ・・・と書き込めるのです。

五線の仕組みを教えてから五線の教則本に入る指導です。
その頃の生徒たちは大体1年生の後半から2年生の生徒です。
小学校での五線の指導は3年生から。五線の仕組みを教える指導もちょうど適した時期のようです。
丸暗記の方法から仕組みを教える方法へ変えてみるのもお勧めです。


おまけの話

「五線て線間線間って順番だよね。」私がそう話すと「本当だ。」と改めて気づいた先生がいました。
丸暗記の方法しか知らない先生には発見のような気づきだったようです。

仕組みのシール貼りをこれなら生徒にすっきりと教えられそうと報告下さった先生が、以前の線の音、間の音をすべて丸暗記する方法は生徒もやらされているような姿勢だったし呪文のようで違和感がありましたとのこと。

ヘ音記号の譜読みが苦手な生徒の相談には、まずは「ドシラソファ・・・がまだ頭に入っていないのでは。」とアドバイスをしました。
もしかしたらドシラソファ・・・とスラスラ言えるようにする経験を積んでいないのが苦手な原因かもしれません。
更に各音のひとつ下の音、ひとつ上の音が考えなくても出てくることはとても大切なことです。

五線の楽譜に入るまでに十分に準備の時間をとれるようなレッスンがお勧めです。


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2018年05月24日

29. 最初はリズム練習からで合ってる?

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29. 最初はリズム練習からで合ってる?

「新しい曲を弾くときに最初にリズム練習をしますか?それとも正しい音で弾けるように先にしますか?」勉強会の時にする質問です。

ほとんどの先生がリズム練習から始めていると分かってきました。
私はというと正しい音で弾けるようになって始めてリズムに目を向ける指導です。
「リズムは気にしなくていいよ。正しい音で弾くことを気にしてね。」このような声かけです。
導入期の生徒も高学年の生徒も同じ声かけです。
生徒はこの声かけで「音を見て間違えないように弾こう。」と弾くための手掛かりが1つになり集中して楽譜に臨むことが出来ます。


最初から音を見ながらリズムも付けて弾く同時処理能力を求め、それを指導として取り入れている先生もいるかと思います。
譜読みはリズムも一緒にと当たり前のように思われている先生もいるかと思います。

例を@ABと挙げてみました。

五線だと先生は音程も手掛かりに弾いてしまうので、五線ではなく音(とリズム)だけにしました。

ドレミミソミドというメロディーです。
Cポジション(右手)で弾きます。

@音名とリズムがあるメロディーです。
ド(八分音符)レ(八分音符)ミ(八分音符)ミ(八分音符)ミ(四分音符)ソ(八分音符)ミ(八分音符)ド(全音符)
指を動かしてみて下さい。
いかがですか。正しい音と正しいリズムで弾けたと思います。
同時処理能力ですね。

Aリズムを隠した音名だけのメロディーです。
ドレミミミソミド
Cポジションに指を準備して右手て弾いてみて下さい。
いかがですか。この時にリズムはないのでリズムは分からないけど、正しい音で弾けたと思います。

B音名を隠したリズムだけのメロディーです。
八分音符 八分音符 八分音符 八分音符 四分音符 八分音符 八分音符 全音符
Cポジションに準備をして指を動かしてみて下さい。
いかがですか。弾けたでしょうか。
音がないから何の音を弾いてたいいのか分からないだったと思います。
Bから分かるようにリズムを見ただけだと音は出ない、最初に音名を見て初めて音が出るということなんです。

同時処理能力を求める前に、生徒たちがどのような順番で楽譜を見ているのかを知る必要があります。
音名を見ているから音が出ているということ。
当たり前のようですが、同時を順番にすることで、何が出来ていないから弾けないの「何」を知る事できます。
そして生徒が間違える原因が分かりどのような声かけをしたらいいのかが分かります。

同時が順番になった時、最初はリズム練習からという指導はいかがでしょうか。
考えるきっかけになればと思います。

私自身はいつまでも同時を求めることなく、順番を知っている先生でいたいと思いっています。


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2018年05月23日

28. 左手でもメロディーを弾かせる指導

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28. 左手でもメロディーを弾かせる指導

みなさんは左手を右手と同じようにメロディーを弾かせていますか。

私は左手でメロディーを弾かせることを意識してレッスンをしています。

教則本によっては左手は最初から伴奏の役割になってしまっている教則本もあります。
例えば右手はメロディーで左手はソの音を伸ばすだけ。
これでは1つの指しか育ちません。
それではもったいない。

最初から両手奏にこだわってしまうとどうしても左手は伴奏の役割になってしまいます。
導入期のお勧めは右手と左手でメロディーを弾いていく曲です。
真ん中Cポジション(右手ドレミファソ 左手ドシラソファ)だとそのようなタイプのメロディーが多いです。
また真ん中Cポジションから他のポジションに発展した際も右手がメロディーを弾いている時は左手はお休み、右手のメロディーが
終わると今度は左手のメロディー。このような曲ですと左手も十分に指を動かしメロディーを弾くことが出来ます。

私のレッスンでは6冊目までこのようなタイプの曲がとても多く、生徒たちは導入期から高学年になるまでに左手でメロディーを弾く経験をしています。
両手奏の指導は6冊目まで左手は和音でジャーンと右手のメロディーに合わせるに留まっています。
以前は左手の伴奏の発展の遅さをとても気にしていましたが、ある時に私のレッスンでは左手はジャーンの和音だけでなくメロディーそのものを弾いていることに気が付き気持ちが晴れやかになったのです。
7冊目の教則本に入ると様々な伴奏形を弾くようになるのですが、これまで左手でメロディーを弾いてきたせいかとてもよく指が動くのです。

レッスンの中で左手でメロディーを弾かせることを頭の片隅においてレッスンをする。
小学校2・3年生の生徒が左手が和音右手がメロディーの曲を合格した曲も含めて何曲か弾いている際には必ず「最後、左手でもメロディーを弾いておこうね。」としています。
もちろんメロディーの楽譜はト音記号です。でも左手で弾くのはさっきまで和音を弾いていた場所。
記譜上の場所と弾いている場所は違う場所。
そういうことはいいのです。
生徒に左手でもメロディーを弾く機会を与えたい。その気持ちからの声かけです。

このように考えると左手は伴奏の役割になってしまっている教則本でも工夫次第で左手にメロディーを弾かせることは出来ます。
是非左手でメロディーを弾く機会をたくさん作ってあげてください。
その際に右手はお休みでいいのですよ。
まずは左手で指を動かすことに集中させてあげましょう。
くれぐれも右手は伴奏を弾きましょうなんてやらないで下さいね。


以前に

小さい生徒さんに分散和音を弾かせているのですが上手く指導出来ないという先生から相談がありました。
ドミソ・シレソ・シファソの分散和音を弾くのに苦労しているとのこと。
私は和音よりもメロディーを弾かせることを勧めたくて。
上記の和音弾いてみると使わない指があるのです。
これではもったいない。和音を弾くことよりも導入期からどの指も指をまんべんなく動かす指導も大切ですよ。とアドバイスしたところ新しい指導の発見になったようです。



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2018年05月22日

27. 大きな音で弾けるようになるのは指が育った証

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27. 大きな音で弾けるようになるのは指が育った証

私は弾き続けるレッスンを大切にしています。
それは1冊目の教則本から行っています。
弾き続けているからこそ身に付くことがあります。
身に付いた事が次の曲のスムーズな初見につながったり、2冊先の指導をスムーズにしたりします。
つまり弾き続けていると学びがスムーズです。

そしてそれとは別に大きな音で弾けるようになります。
もちろん最初は大きな音では弾けません。
弾き続けているうちに余裕が生まれてきます。
この曲はこんな曲と頭でも余裕が生まれ、指の動きにも余裕が生まれてきます。
そうするとだんだん大きな音でテンポアップして弾けるようになってきます。
弾き続けることで何曲も何曲もそうなってきます。

私は生徒はここまで育てたいと思っています。
つまり2冊目を弾き続けている生徒はあの音が出るまで弾き続けさせなければいけないと思っています。
あの音とは弾いた時に鳴るあの一番いい音です。
鍵盤の芯をとらえたような音。
誰もがはっきりとした大きな音が出せるようになるのを知っているからこそ、その音がなるようになるまで弾かせたいし、その音がなるようになるまで待ちたいのです。

たくさんの先生方にこのような成長の仕方を知ってもらえたらと思います。
2.3年生の小さなバタバタと弾く小さな手から大きな良い音が鳴りだす事を。
そしてこの時点では手の形や指についての指導はまだスタートさせていません。
本当に自由に弾かせています。
それでも弾き続けていれば大きな良い音が鳴ってきます。
それがこの学年の子供たちがピアノを好きになりレッスンを好きになり先生を好きになることにつながってきます。

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2018年05月21日

26. 連弾をレッスンで取り入れる

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26. 連弾をレッスンで取り入れる

私のレッスンでは1冊目、2冊目の教則本は連弾で弾くことを中心に進んでいきます。
連弾を取り入れる事でたくさんの効果があることを実感しています。

生徒にとって連弾で弾くことはとっても楽しい事。
連弾で弾くことによって正しいリズムを保って弾けるようになります。
それは私が弾く連弾のメロディーも正しくリズムを弾く手掛かりとなっているようです。
そして最後には音名を言いながら正しいリズムで正確に弾けるようになります。
これもまた連弾だから自然と出来るようになることです。
生徒は自信をもって音名を言いながら正しいリズムで弾いています。
そして連弾で弾くことにより何回も連弾したい気持ちが出てきてその結果たくさん弾くようになります。

また生徒が1人で弾いた単旋律のメロディーを連弾で仕上げるとお母さんたちは本当に感激してくれます。
「子供だけだと大した曲ではないけど連弾だといいですね。」とお母さんたちも連弾で仕上げた曲を聴くのが楽しみになってくるようです。

私のレッスンでは合格しても連弾で弾き続けています。
連弾で弾き続ける事によってノリノリで毎週弾くことができ、最後にはひとりで暗譜で弾く力もついてきます。

ひとりで上手に弾けて合格だけでは得ることの出来ない成長を連弾でさせることが出来ていると実感しています。


連弾で生徒たちを育ててみませんか。
是非取り入れてみて下さい。


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2018年05月20日

25. 曲の順番は生徒の弾きやすい順番で。

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25. 曲の順番は生徒の弾きやすい順番で。

私のレッスンでは教則本に出てくる順番で曲を進めるのではなく、生徒にとって弾きやすい曲から弾くようにしています。
1冊目も2冊目も4冊目も7冊目、8冊目も生徒にとって楽に進める曲順を考えて進めています。

1冊目の教則本はグーの曲が3曲あります。
その3曲の中でどの曲が最初の曲として弾きやすいのかを考えて、また3つの黒い鍵盤を指で弾く曲へつなげるためには、どの曲が3番目の曲だったらつながりやすいのかを考えて弾く順番を考えます。
教則本を作った人だってそう考えているのかもしれませんが、私の生徒にとっては私が考えた順番の方が弾きやすいようです。

「曲の順番を変えるなんて考えまったく頭の中にありませんでした。」そうおっしゃる先生もいます。
そうおっしゃる先生たちにとってはプラスの発見になっているようです。

先生によって指導の考えは違います。
1つの曲が弾けるようになれば次の新しい曲へ。次の曲は弾く音の範囲も違えば拍子も違う、伴奏の形も違う。
生徒がいつもゼロからの練習になってしまう事に気が付かないのかもしれません。
同じポジションの曲が続いている中で1曲だけ別のポジションの曲が入っている場合もあります。
生徒はその1曲に大変な苦労をしてしまうのです。

少しでも苦労しないで弾けるようにと考えると、1曲だけポツンと入っている別のポジションは同じポジションをすべて弾いてしまってからでいいと思うのです。
次々に異なったタイプの曲を弾かせるのではなく共通点が多く少し違ったもの順番にして弾かせるほうがいいと考えます。

同じポジションの中でも生徒の弾きやすいメロディーを考えて順番を決めるのがお勧めです。

また高学年や中学生どの生徒にも弾かせたい曲は大体決まってきてしまいます。
どの先生にも分かる曲を挙げるならブルグミュラーの耳にしたことのある曲、紡ぎ歌、エリーゼのためになど。
それと並行して進めている指練習の曲集にはその曲でしか出てこない伴奏形もあります。
そのような伴奏形は弾かないで進めています。

私の教室はご近所さんがたくさん通ってくれるいわゆる町の小さなピアノ教室です。
忙しい高学年や中学生の生徒が1曲でも多く知っている曲に挑戦し弾きこなしてもらいたいと思っています。
そのためにはあれもこれもと欲張らずに寄り道するような曲選びや指練習の曲(テクニックの曲)はしないで、憧れの曲が弾けるようになるつながりのある曲選びをしてあげたいと思っています。
憧れの曲に挑戦できる!憧れの曲が弾けた!と生徒やお母さん達を喜ばせてあげたいと思っています。


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2018年05月19日

24. 偶然出来るまでを待つ

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24. 偶然出来るまでを待つ

私が説明をしても弾き方を教えても出来ない時があります。
その時は偶然出来るまで待つようにしています。

「あ、今出来てたよ。」
生徒はできちゃったことにびっくりし「なんだ、今みたいに弾けばいいんだ。」と急に弾けるようになることがあります。

これは小さい生徒によくある事です。
レガートで弾いてほしいのにどうしてもスタッカートになってしまう。
これはレガートで弾けるまでに指が成長していないから。
分かっているけど「指をつなげて弾いてね。」の気持ちは伝えます。
そして偶然出来るまでを待つ。
偶然出来るのは指が育ってきた証拠です。
それを見逃さずに「あ、今出来てたよ。」です。
「ほんとだ。」と自分でもびっくりしてしまう生徒も。


偶然が半年後またはそれ以上という時もあります。
それでも気長に偶然を待っています。

大切なのは偶然出来たのを見逃さない事です。
気長に待ちながら見逃さないという事ですね。

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2018年05月18日

23. アドバイス(注意)しなくても出来た時を見逃さない。

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23. アドバイス(注意)しなくても出来た時を見逃さない。

生徒が一番伸びるのは、先生にアドバイスされる前に自分で気を付けてやったことを先生が気が付いて褒めてくれた時です。
「気を付けて弾いたのを分かってくれたんだ。」と2回目、3回目も気を付けて弾くようになるのです。

「音名を言いながら弾いてみよう。」の声かけで音名を言いながら弾く生徒は、次に弾くときはもう音名を言わないで弾く場合が多いです。
でも自分から音名を言いながら弾くことがたまたま出来た生徒に「音名を言いながら弾いたんだね。」と嬉しそうに声を掛けると、次も頑張って音名を言いながら弾こうとするのです。

1冊目のプレリーディングの教則本でラシドレミの曲を右手と左手を使って弾く曲があります。
左手が途中から入ってくるのですが、右手のメロディーを弾きながら左手を準備しているのを見てすかさず「右手を弾きながら左手の準備が出来てたね。」と嬉しそうに声を掛けると「分かってくれたの。先生」ととても嬉しそうで、それからも必ず弾きながら左手の
準備をしている生徒がいました。
先生はそういう所を見てくれているんだよね。と思ったようです。
新しい曲に入っても右手左手の準備を自分からやるようになりました。


特に多い場面が「いい音出たね。」「大きな音が出たね。」この声かけで大きな音を意識して出すようになる場面です。
「もっと大きな音で弾こう。」「もっとしっかりと弾こう。」このような声かけよりも、いつもより大きな音で弾いていたらそれを見逃さずに「大きな音出てたね。」と嬉しそうに声を掛けることによって、その後も大きな音弾くようになります。
たまに時々気づいてあげて「大きな音で弾けてるね。」と声を掛けることによって大きな音で弾く指を育てる事が出来るのです。


褒められたことを素直に喜んで次もやってまた先生に褒められたい。
そう単純に思ってくれるのは年長さんや1、2年生が多いです。
褒めたことを素直に受け止めて伸びる時期なのかもしれません。

私も言われなくても自分から気を付けてやっている生徒の行動に気が付いてあげたくて良く観察するようにしています。
ボーっとなんてしていられません。

「先生気が付いてくれてたんだ。」これがなによりも小さな生徒たちを成長させるのです。


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2018年05月17日

22. 出来るようになってほしい事が出来た時は大げさに喜んであげる

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22. 出来るようになってほしい事が出来た時は大げさに喜んであげる

ピアノを習い始めた生徒や新しい学びに入った生徒たちが、私が出来るようになってほしいと思っている事が出来た時は、大げさに褒めたり喜んだりするようにしています。

褒めたり喜んだりすることで、先生はこれが出来るようになってほしかったんだと分かるからです。
そしてまた同じようにやってみようという気持ちになります。

例えば小さい生徒が1人で数字カードが並べられたら「1人で並べられたね。すごいね。」と褒めて喜ぶ事で1人で出来るのってすごいんだと分かります。
そしてまた1人でやってみようという気持ちになります。

例えば指番号から音名を手掛かりに弾く指導に入った時に「指番号と音名のどっちを見て弾いた?」「音名」「すごーい音名を見て弾いたんだね。先生、そうに弾いてほしかったの。」と言えば、音名を見ながら弾いて良かったんだ。
先生は音名を見ながら弾くのが嬉しいんだ。と生徒はどっちを見ればいいのかが分かってきます。
そして次も音名を見ながら弾こうとなってきます。

褒める事で何をすれば正解なのかが分かってきます。
それがはっきりと分かることで、手掛かりや注意することが明確になり生徒もやりやすいのです。

私がよく褒めるようにしているのは、楽譜を目で追いながら弾けていることです。
たまにちょくちょく「楽譜を見ながら弾けてるね。」の声かけをするようにしています。
ずっと出来ていてほしいからこそ掛ける声かけです。
以前にも先生にそう褒められた事を忘れてしまった頃「楽譜を見ながら弾けてるね。」の声かけをしています。
先生はいつもちゃんと見てるよという気持ちも込めて声かけをしています。
「先生は見ててくれているんだ。」と生徒はその声かけがとても嬉しいのです。
そしてますます楽譜を見ながら弾こうとするのです。

教える側はまずは今何が出来るようになっていればいいのかを分かっている必要があります。
そしてそれが出来たら満面の笑顔で褒めて喜んであげましょう。


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2018年05月16日

21. まずは体験

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21. まずは体験

初めて出てきた事は「まずは体験。」そう考えています。

初めての指番号の楽譜、初めて4と5の指を弾く曲、初めてリズムを気を付けて弾く曲、初めて先生と連弾する曲、初めて左手の和音と一緒に弾く曲、初めてのポジションを弾く曲・・・ピアノを習い始めるとたくさんの初めてがあります。

最初は体験と考えています。

「出来るようにさせなくちゃ。」と考えるのと「まずは体験で。」と考えるのでは先生の臨む気持ちも分かってきます。
初めて右手のメロディーと左手の和音を一緒に弾く曲。
「和音と右手の音を合わせて弾ければいいよね。」
「最初は一緒に弾く部分だけ取り出して弾かせてみよう。」
このようにまずは体験です。
そして最初から和音をつけて通して弾いてみる。
これも体験。
このように進めていくと生徒も安心です。
先生も力を入れすぎず教えることが出来ます。
新しく教えることは「まずは体験。」の気持ちで教えるのがお勧めです。

そして体験が出来たからといってそれではと他の事まで要求しない。
例えば手の形の事を言いだしたり、脱力の事を言いだしたり・・・
初めて出てきた事が出来ればそれで良し。
今出来てほしい事を明確にしています。


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